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ブリッジング・ビザでの生活

Source: Getty Images/FatCamera

COVID-19のサポート制度外で生きるブリッジング・ビザ保有者の生活

Highlights:


  •  移民をサポートする機関、セトルメント・サービス・インターナショナルによると、82パーセントのテンポラリ・ビザ保有者が、COVID-19により失業しています
  • テンポラリ・ビザ保有者は連邦政府のCOVID-19助成制度を受けられません。そのため、サポート・サービスは、2百万人のテンポラリ・ビザ保有者からの助けを求める電話が殺到しています
  • 難民・難民申請者サポート・サービスは、テンポラリ・ビザ保有者に最低限度の経済保証をするよう、政府に求めています

直近のABSの調査で失業率が6.2パーセントに上ることが明らかになっています。しかし、異なる計算方法によると、さらに厳しい現実が浮かびと、経済学者の一部からの声が上がっています。

レフュジー・カウンシル・オブ・オーストラリアと関連する186団体は、政府に対し、テンポラリ・ビザ保有者に最低限度の経済援助を求めています。テンポラリ・ビザ保有者には留学生、難民申請者、テンポラリ移民労働者、難民が含まれます。

当団体の最高責任者ポール・パワー氏は、収入を絶たれた家庭もあり、最低でも1万6千人の子供たちが影響を受けていると話しました。

定期的に書き換えられる短期間ビザ保有者が、職を持ち続けるのは、非常に困難です。雇用主は、彼らが法的に就労権利を持っているかどうかを懸念するためです (パワー氏) 

パワー氏は、直近の政府調査から、9万7千人のブリッジング・ビザ保有者のうち、1万2千人が2012年にボートで上陸しており、いまだ難民の認定を待っていると話します。難民の認定が、政府補助の資格となります。

ブラザース・イン・ニードは、イスラム教信者である労働者をサポートするコミュニティで構成された非営利団体です。当団体クイーンズランド州マネージャーであるアンサリー・ムハマド氏はムスリム・チャリタブル・ファンデーションとムスリム・エイド・オーストラリアとパートナーシップを組みました。生計を立てるのが困難な人たち、学生やウーバードライバーを援助することが目的です。

彼らの多くが、インド、パキスタン、バングラディシュ、南米から来た人たちです(ムハマド氏)

ムハマド氏によると、財政的に困難なブリッジング・ビザ家庭から、授業料を免除する学校もあると話します。

 

Brothers in need
Brothers In Need

リーガル・エイド・ニュー・サウス・ウェールズには、ブリッジング・ビザ保有者から、合法的に継続滞在できるか問い合わせが殺到しました。

移民を専門とする上級弁護士、ケイティ・リグリー氏によると、過去の移民歴によっては、ブリッジング・ビザ保有者が就労権利を持てるだろうとのことです。

ブリッジング・ビザ保有者は、就労権利認定により、ビザ申請中にメディケアを使用できるようになります。

しかし、どちらにしろ、ブリッジング・ビザ保有者はセンターリンクの支給を受けられません。ジョブシーカーも、ジョブキーパーも、特別支給も何もです(リグリー氏)

連邦政府は、ブリッジング・ビザ保有者に対し、2019年から2020年の会計年度に、1万ドルまでのスーパー・アニュエーションの引き出しを非課税で許可しています。

一方、内務省は、ステータス・レゾリューション・サポート・サービス(SRSS)を通し、ブリッジング・ビザE保有者に、短期助成を行っています。彼らは、最近に拘留センターから出された、または、レジデンス・ディタミネーション内に住んでいる人々です。(レジデンス・ディタミネーション:移民拘留中の立場でで住む、コミュニティにある特定住所)

しかしながら、パワー氏は、ほとんどのブリッジング・ビザ保有者が、センターリンクより低いこの助成金にさえ、アクセスできないと懸念しています。

さまざまな非政府組織に、運営を委託する内務省を通じて、この制度は管理されています。

しかし、内務省はとても厳しくコントロールしています。過去2、3年、彼らが実際にこのSRSS経済サポートから除外した人々もいます(パワー氏)

多くの人は、チャリティの寄付金に頼る以外にありません。パワー氏は、200近くの支援団体が、2倍または3倍の支援要請をしていると話しました。

Migrant workers
AAP Image/EPA/WALLACE WOON

セトルメント・サービス・インターナショナル(SSI)は、コミュニティ機関であり、難民と難民申請者を支援するソーシャル・ビジネスです。ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、ビクトリア州で活動しています。ジェネラル・マネージャーのグレッグ・ベンソン氏によると、SSIは、膨大な量の困窮し、助けを求める電話を受け取っているとのことです。

8年間仕事をし、税金を払い、ですが突然オーストラリアの社会保障システムから外れていることに気づいた、という話を聞くのです(ベンソン氏)

パワー氏は、チャリティが特定の場所に特に必要とされるのだが、追い付いていないと話しました。たとえば、シドニーのオーバーン、ブラックタウン、リバプール、メルボルンのダンデノン地域です。それらは、多くの難民・難民申請者が多く住む場所です。彼らが、食糧・家賃・洋服・医療・光熱費などの基本的な収入なしで、チャリティのみに頼って生活するのは、不可能だとパワー氏は話しました。

SSIは、NSW州に住む、およそ500人のテンポラリ住民に、高頻度の簡単なアンケート調査(パルス・サーベイ)を行っています。それによると、COVID-19禍の間に援助を求めた62パーセントのテンポラリ・ビザ保有者は、食事なしで過ごしています。また、彼らの79パーセントはコミュニティ内のメンバーから借金に頼って暮らしていました。

グレッグ・ベンソン氏によると、SSIは難民申請者を対象に、食料品の配給オフィスを設置したとのことです。

また、同氏は20ドルの寄付を募っています。50ドルのケア・パッケージでは食料品の寄付及び、子どもたちの冬季衣料品を支給することができます。

Kitchen hand
Getty Images/James Braund

ケイティ・リグリー氏は、多くのブリッジング・ビザ保有者が合法的にオーストラリアに滞在したいと考えていると話しました。現在、国境閉鎖のため、自国に帰ることができない、または膨大な旅費を払うことができないからです。

私達の支援は、彼らの申請が引き続き、そしてできるだけ迅速に処理されるようにすることです。できるだけ速く結果を得ることで、彼らがセンターリンクの助成対象となるように努力するのです(リグリー氏)

NSW大学、SSI、赤十字、メルボルン大学の最新の調査の結果が出ています。ビザを取得をした人々より、ビザがまだ決定していない人々は、著しく高いPTSD(心的外傷後ストレス障害)や鬱症状を示します。そして、自殺未遂を起こしている割合が2.5倍に上ります。

ムハマド氏によると、ブラザース・イン・ニードへ、GPや心理療法士やコミュニティ組織から、生活困窮者へのサポート依頼が寄せられているとのことです。ブラザース・イン・ニードでは、70ドルから100ドルの食料品、砂糖・米・小麦粉などを、困窮家庭へ配達しています。

ムハマド氏は、COVID-19危機になってから、多くの人々が以前よりも、心理ストレスに苦しんでいると話しました。

多くのブリッジング・ビザ保有者にとって、ホームレス問題は、深刻で現実的な危機となっています。SSIのアンケート調査により、76パーセントの人々が、家賃や住宅ローンを期日に支払うことができなかったと回答しています。

リグリー氏は、ある貧困状態にあるブリッジング・ビザ保有者が、電車や車での不安定な暮らしを強いられていると話しました。

オーストラリアのCOVID-19の状況は落ち着いてきています。ですが、ポール・パワー氏は、これ以上の人道的・公衆衛生危機を回避するために、政府が介入する必要があると話しました。

Family in the car
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ニューサウスウェールズ州:
LawAccess NSW  1300 888 529
月~金曜日 午前9時 から 午後5時まで

ビクトリア州:
Legal Aid in Victoria  1300 792 387
月~金曜日 午前9時 から 午後5時まで

クイーンズランド州:
Legal Aid Queensland  1300 65 11 88
月~金曜日 午前9時 から 午後4時まで

西オーストラリア州:
Legal Aid Western Australia  1300 650 579
月~金曜日 午前9時 から 午後4時まで

ACT:
Legal Aid ACT  1300 654 314
月~金曜日 午前9時 から 午後4時まで

タスマニア州:
Legal Aid Commission of Tasmania 1300 366 611
月~金曜日 午前9時 から 午後5時まで

南オーストラリア州:
Legal Services Commission of South Australia 1300 366 424
月~金曜日 午前9時 から 午後4時30分まで

ノーザン・テリトリー:
Northern Territory Legal Aid Commission  1800 019 343
月~金曜日 午前9時 から 午後4時30分まで

精神衛生の面での助けが必要な場合は、ビヨンド・ブルーのコロナウイルス・メンタル・サポート・サービス 1800 512 348 に連絡してください。また、24時間電話が出来るライフライン、131 114にご連絡ください。

 

 

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