地域によっては40度を越す所が増えてきているオーストラリアでは、1週間に渡る猛暑が続いています。
気象庁は今週は平均より12度高く、気温の下がる夜ですら通常よりは10度ほど高くなると予想しています。
アデレードを含む南オーストラリアのほとんどで、この熱波が続く模様で当局は熱中症などの対策を取る様警告しています。
州の緊急サービスでは極度の熱波による緊急警報を出し、州政府は火曜日から水曜日まで気温が40度以上になる地域も複数出ることから、限界警報を出しています。

限界警報が出るとホームレス対策として費用が追加され、ここ2日間特別の電話対応や、高齢者や非常事態にいる人たちへの見回りなどを定期的に行います。
アデレードでは、木曜日には気温が下がると言われているものの、今日火曜日の最高気温が41度、水曜日には40度が予想されています。
北部のマリー地域では、月曜日には気温が45度にまで上昇し、少なくとも木曜日までは40度近くから40度半ばにまであがると言われています。
この熱波は冷風が州を吹き抜けると言われる金曜日までは下がることが無いだろうと、ディーン・フガーボファ上級気象学者はAAPに対してそう述べました。
南オーストラリア州のスティーブン・マーシャル州首相は住民達に出来るだけ太陽を避け、猛暑の間十分注意をする様呼びかけました。「今週は非常な猛暑が予想されている。南オーストラリアの皆さんに強く呼びかけたいのは、出来るだけ十分に水分を補給し、熱さを避け、そして何よりも大切なのは、弱い立場の人達をチェックして欲しい。」と州首相は述べます。
アデレードで行なわれる自転車ステージレース・ツアー・ダウンアンダー開始からメルボルンで行なわれるテニスのオーストラリア・オープン時期もこの熱さは続きます。
自転車レースの参加者達よりはテニス選手の方が涼しい状況にはあるかもしれませんが、メルボルンの気温も今週中は30度から30度半ばが予想されています。
この異常な熱波は今週ニューサウスウエールズ州を縦断し、その他の州も非常に暑くなることが予想されます。
月曜日にはニューサウスウエールズ北西部のバローナ・ダウンズで最低気温が史上最高の34.6度となり、記録が塗り替えられています。
熱さを伴った雷と風が深刻な森林火災の危険をもたらすでしょう。
州の緊急サービスは多少夜に気温が下がっても、乳幼児や老人、妊婦、病人にはあまり関係が無いほど非常な状態だと述べます。「しかし、この様な異常な熱波では、健康な人でも涼しくする為の対応をしなければ、病気になる可能性がある。」と言います。
焼け付くような熱さの中、オーストラリア研究所は、気候変動への行動をとらなければ、アデレードは2090年までに35度を越す日々が今までの3倍ほどになるだろうという報告書を提出します。
この報告書では、研究所の天候とエネルギープログラムがオーストラリア連邦科学産業研究機構や気象庁からの例を使いアデレード近辺でどの様に気温上昇がより恒常的に見られるかということを示しています。
「アデレードは既にオーストラリアの首都のどこより気温が上昇しており、地球温暖化に対する行動を取らなければ、この状態はより悪化するのみだろう。」と研究所のノア・シャルツ・バイヤード・プロジェクト・マネージャーは述べます。
