Key Points
- ペロテー氏は土曜日の午後9時頃、ミンズ氏に電話で敗北を認めた
- 労働党は単独政権のために必要な47議席を獲得する見込み
- 両党首はNSW州の有権者の3分の1が住むシドニー西部で、激しいキャンペーンを展開してきた
任期満了に伴う州議会選挙が行われたニューサウスウェールズでは、クリス・ミンズ党首率いる労働党が過半数を獲得する見通しとなり、同党はタスマニア州を除き、オーストラリア全土で牙城を築くことになります。
土曜日夜の開票速報によると、クリス・ミンズ氏が次期ニューサウスウェールズ州首相に就任し、労働党が単独政権を樹立する見通しです。
次期首相は勝利宣言で、同党が「復活し、州を率いる準備が整った」と述べました。
「我々は、この州の人々を失望させることはありません」
「我々は、ニューサウスウェールズ州のすべての人のために政治を行います。課題は大きく、責任は重大ですが、NSW労働党は復活し、この偉大な州を率いる準備が整っています」と述べました。
ミンズ氏はまた、退任した自由党のドミニク・ペロテー州首相に感謝の意を表しました。
「今回の選挙戦は、おそらく他に類を見ないほど、敬意と礼節を重んじたものであったことは紛れもない事実です。どちらの党も堂々とし、低姿勢をとりませんでした」
選挙当日、シドニー全域で選挙キャンペーンに参加していたアンソニー・アルバニージー首相は、ミンズ氏を勝利のステージへ迎えました。
首相はミンズ氏について、「オーストラリア労働党の良いところをすべて体現している」とし、「彼のビジョンは、常に人々を中心に据えたものである」と紹介しました。
また、ミンズ氏の誠実さやビジョン、思いやり、公正さを指導的資質として挙げました。
今回の選挙では、アルバニージー首相がミンズ氏とともに選挙戦に繰り返し登場していた一方で、野党のピーター・ダットン党首が保守連合の再選を目指す州選挙に目立った活動をしなかったことが対照的でした。
労働党の選挙行事で、連邦のフロントベンチャー、クリス・ボーエン氏は、ミンズ氏は「本当に素晴らしいキャンペーン」を行ったと述べました。
「彼は、ネヴィル・ラーンやボブ・カーと同じくらい重要な労働党の党首になることができます」
ペロテー氏、支援するよう呼びかけ
ペロテー氏は土曜日の午後9時頃、ミンズ氏との電話で敗北を認めました。
退任する州首相は、国のためにミンズ氏を支援するよう、ニューサウスウェールズ州内のすべての人に呼びかけました。
「私は、ニューサウスウェールズ州のすべての人に、どの党を支える人であれ、彼を支援するようお願いしたいです。ニューサウスウェールズ州が良くなれば、この国も良くなり、私たち全員が一致団結できると信じているからです」。
約1年半前に、グラディス・ベレジクリアン氏の汚職捜査による辞任後、州首相に就任したペロテー氏は、保守連合で4期目を目指していました。
ペロテー氏は、ミンズ氏は立派な後任になるだろうと述べ、また今回の敗北について、全責任を負うとし、自由党党首の辞任を発表。
「これにより、私は自由党党首を辞任します」
「再出発が必要なのは明らかです」。
自由党、次のトップは?
労働党の夢が実現すると同時に、自由党では敗北の分析が始まりました。
自由党のジョン・ハワード元首相は、「その話をするのは早すぎる」と、結果についてコメントすることを控えました。
その一方でハワード元首相はペロテー氏について、ベレジクリアン氏の突然の退任後、「信じられないほど困難な状況」で州首相を引き受けたと述べ、「彼を非常に尊敬している」と、退任する州首相について語りました。
その後、ハワード元首相は、ペロテー氏が自由党の党首を退くという計画を耳にしました。
自由党の上級議員で連邦財務相スポークスパーソンであるアンガス・テイラー氏は、気候変動や都市票をめぐる自由党の進歩的な政策が国内での票を失ったかとの質問に対し、それは向き不向きがあると回答しました。
「自分の得意なところでキャンペーンをしなければならない」とテイラー氏はスカイニュースに語りました。

両党首はニューサウスウェールズ州の有権者の3分の1が住み、その多くが激戦区であったシドニー西部で、激しいキャンペーンを展開してきました。
ペロテー氏は土曜日、ビークロフトの投票会場で、学校のボランティアがカップケーキやソーセージを売るなか、妻のヘレンと娘のセレステを連れて投票しました。
一方ミンズ氏は妻アンナと3人の息子に囲まれながら、シドニー南部の激戦区、コガラで投票し、州の新しいビジョンを約束しました。
「ニューサウスウェールズ州の再出発に一票を。学校や病院などのエッセンシャルサービスの民営化に反対し、ニューサウスウェールズ州民を第一に考えるチームを選んでください」と述べました。

ファウラーのダイ・リー連邦無所属議員は、保守連合について、シドニー・コミュニティーは、COVID-19による過酷なロックダウンのイメージを今でも抱えていると指摘。
「当時、私たちは二流市民として扱われたと話していました。私たちのコミュニティーにはその名残があり、政府から見放されているという思いがあります」と彼女はABCテレビに語りました。
