1944年8月5日に発生し、日本兵230人以上、オーストラリア兵4人が亡くなったカウラ事件。今年は発生から75周年となります。
カウラで8月に行われた追悼式典には、カウラ事件を生き延びた元捕虜の村上輝夫さん(99)が日本から出席しました。村上さんは現在分かっている中で、カウラ事件を生き延びた元捕虜のうち唯一の生存者とされています。
高齢の村上さんのカウラ訪問は、日本で今年の春に行われたクラウドファンディングや支援者によるサポートで実現しました。
今月3日に東京・目黒で行われた支援者らに対する報告会では、カウラ事件の研究者で作家の山田真美さんが前半でカウラ事件とは何かについて説明。後半では村上さんのカウラとブリスベン訪問、追悼式典出席の様子を報告しました。