先住民アートを施したファッションレーベル“Deadly Denim(デッドリー・デニム)”が、ニューヨーク・ファッションウィークのランウェイで、「注目すべきひとり」としてフィーチャーされることがわかりました。
デッドリー・デニムのクリエイターで、パースを拠点に活動するデザイナーのレベッカ・リカードさんは、何百人もの応募の中から選ばれた10人のデザイナーのひとりであり、新進気鋭なデザイナーを集めた「フライング・ソロ」という合同ショーで作品が展示されます。
先住民文化と持続可能な(サステイナブル)ファッションのダイナミックな融合で知られるリカードさんは、国際的な舞台で作品を披露できることに大変興奮しています。
「アートと文化の共有、そしてサステイナブルなデニムの使用という2つの要素が融合されたデッドリー・デニムのコンセプトを人々は愛してくれています」
「ニューヨーク・ファッション・ウィークのようなイベントに参加できるということは、人々がようやく、文化とサスティナビリティを結びつけようとしていることの表れです」とリカードさんは語りました。
今回展示されるコレクションは「Our Country」と呼ばれ、先住民クリエイターのグレンダ・マキュロッチさん、ミカイラ・キングさん、キヤ・ワットさん、ペイジ&ペレル・プライヤさんーによるアートワークがフィーチャーされています。
「私たちはそれぞれ違う部族の出身ですが、お互いに支え合って、チャンスを共有しています」とリカードさんは語りました。
リカードさんはNITVニュースに、「先住民デザイナーの作品を展示するこの機会は、国際的な舞台で、先住民族の文化や物語を表現するユニークなチャンスでもあります」と語りました。
「先住民族のファッションデザインは今、この業界においてリードするようになりました。、デザイナーやクリエイターには多くの機会があります。倫理的な実践を保証し、機会を奨励するための新たな団体が登場し、業界に変化をもたらしています」とリカード氏は述べています。
現在のCOVID-19の渡航制限のため、コレクションは郵送され、ランウェイイベントはオンラインでライブストリーミングされ、世界中の視聴者がその様子を見ることができるそうです。

Source: Deadly Denim
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