5月17日にメルボルンのCBDで、トラックと自転車が接触し、日本人留学生、フクハラ・ユカコさんが死亡した事故について、メルボルン・ハイウェイ・パトロールは捜査を終了し、当局は運転手を不起訴としました。
事故は5月17日午後5時10分ごろ、ラトローブとキングストリートの交差点で発生。
7NEWSによると、自転車に乗っていたユカコさんは交差点でバランスを崩し、その後トラックと衝突。その場で亡くなりました。
ユカコさんが通われていたメルボルンのイングリッシュスクール、『SMART English』で、ダイレクター・オブ・スタディを務めるエリー・ベオルチさんは、ユカコさんについて熱意とエネルギーに満ち、満面の笑顔が印象的だったと振り返ります。

ユカコさんは「憧れの街メルボルンで暮らしながら、英語を上達させたい」と今年3月末に来豪したばかりであったと、ベオルチさんはSBS日本語放送の取材に応じました。
「いつも積極的にクラス活動に参加し、教師やクラスメートから、全ての人に愛されていた」と語ります。
ユカコさんの最大の夢は「ユニセフのような非営利団体で働き、困っている人を助ける」ことだったと言うベオルチさん。
「このような悲劇的で突然の出来事は、誰にとっても深い衝撃を与えるものです。死は決して簡単な話題ではありませんが、家族と離れて暮らしている場合はなおさらです」
『SMART English』ではユカコさんが亡くなった週は授業を延期し、故人を忍び、生徒のメンタルケアに努めたと話します。
遺族は、ユカコさんに寄せられたたくさんの花束やメッセージを見て、彼女が異国の地で多くの人に愛され、夢を実現させるため、日々を精一杯に生きていたことを知り、日本へ帰国する前に、彼女が愛した街メルボルンで、メモリアルを開きました。

ユカコさんの友人らは、クラウドファンディング・プラットフォーム、GoFundMeを設置し、ファンドレイジングを実施。寄せられた募金は遺族へ、そして故人を偲べるよう、メルボルンに設置が検討されているプラーク、またはベンチの費用へとあてられる模様です。
交通事故委員会によると、ビクトリア州では今年、118人が交通事故により死亡しており、昨年比で18%の増加を記録しています。18~25歳の若者の死亡は、昨年の同時期のほぼ2倍となっているほか、自転車が関与する死亡件数は100%の増加となっており、同委員会は道路利用者に対して安全を呼びかけています。
火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!
ポッドキャストから過去のストーリーを聴くこともできます。
SBS 日本語放送のFacebookもお忘れなく。
