携帯電話や行動の監視から、着るものの管理まで、強制コントロールは陰湿で、広範かつ危険な虐待の一種です。SBS オンデマンドの『Insight』で、『Coercive Control(強制コントロール)』をご覧ください。
この記事にはDVに関する言及が含まれています。
ブリスベンの母親ハナ・クラークさんと彼女の3人の子供、アリーヤちゃん、ライアナちゃん、トレイ君の殺人事件は、国民に衝撃を与えました。
ハナさんの両親であるスーさんとロイドさんは、DV被害者のための安全な住居施設建設に一歩近づいたことを明らかにしました。
ブリスベンの匿名の慈善家が、慈善団体「Small Steps 4 Hannah」と「Beyond DV」と協力し、「ハナ・クラーク・サンクチュアリ」を建設することになったのです。この匿名の寄付者は、土地を寄付したほか、タウンハウスの建設に資金を提供しています。
この施設には9組の家族が住むことができ、最長で18ヶ月間、避難所として利用できる予定です。

「いつか安全な住居を提供することが、私たち2つの財団の夢でした」とハナさんの母親であるスーさんは語ります。
クラーク夫妻がDVを食い止めるために設立した財団「Small Steps 4 Hannah」は、ソーシャルワーカーへの資金援助と、建設後の物件の家具調達を担当する予定です。一方「Beyond DV」が施設の運営を担当します。
「素晴らしいことです」とスーさん。
みんなが一緒になって取り組んでいる姿は、とても素敵です。本当に素晴らしいことです。Lloyd Clarke
「多くの方が強力してくれて、我々はラッキーです。技術者や人々は施設を建てるため、良い値段でサービスやモノを提供してくれます。素晴らしいことだと思います」
2つの財団は、来年初頭までに、強制コントロールと家庭内暴力の被害者を受け入れる「サンクチュアリ」の準備が整うことを願っています。
調査
ハナ・クラークさん(当時31歳)と6歳、4歳、3歳の3人の子どもたちは、2020年2月、ブリスベン郊外の朝の通学路で、ハナさんの別居中の夫に殺害されました。
今年初め、この殺人事件を調査したクイーンズランド州の副検視官ジェーン・ベントレー氏は、ハナさんの勇気を認めながらも、ローワン・バクスターの計画的な犯罪を誰も止めることはできなかっただろうと述べました。
「警察官、サービス提供者、友人、家族にも、バックスターの最終的な殺人計画を止めることはできなかったでしょう」
同じようなことをする男性はおそらくたくさんいるでしょうLloyd Clarke
ハナさんの両親は、もっと何かできたのではないかと感じています。
「彼を止めるべきでした、止められたと思いたい」
「警察もなにかできたはずと思いますが、法律によってどにもできなかったのです」

ハナさんの父親、ロイドさんは、予防策にもっと資金を投入する必要があると述べています。
「加害者へのサポートをもっと充実させるべきです」とロイドさんは言います。
「カウンセリングを受ける必要があるんです」
「同じようなことをする男性はおそらくたくさんいるでしょう」
「もし彼らがもう少し専門的な助けを得ることができれば、変わることができるかもしれません」
「私たちは大人ですから、選択肢が必要なんです。その道を歩まないという選択肢です」
またベントレー氏は、警察とチャイルド・セイフティー・オフィサーが、ハナさんの子供の安全性を評価するのを怠ったことも明らかにしました。
スーさんはこれは改善が必要な部分であると述べています。
「しっかりと評価されるべきです」
「常に父親の権利が考慮され、子供たちのことは全く考慮されていません」
「加害者がパートナーを脅し、支配するために、子どもは単なる道具に過ぎないことが多いのです」。

ベントレー氏は、強制コントロールの被害者を保護するために制作された「The Women’s Safety and Justice Taskforce」による報告書『Hear her voice』で示された89の勧告すべてを実施するよう提言しました。
「彼女の調査結果は、私たちが考えていたこと、わかっていたこととすべて一致しています。また、警察への教育などの提言にも満足しています」とスーさんは述べました。
法規制の変更
クイーンズランド州は5月、勧告実施の一環として、強制コントロールを犯罪とする新たな法律を発表しました。
2021年、家族・家庭・性的暴行に関する連邦議会の調査報告書では、強制コントロールを国家レベルで犯罪化するためのアプローチの可能性が議論されました。
「連邦政府は今、歩み寄っている」とスーさんは話します。
「他の州やテリトリーも追随すべきです」

ニューサウスウェールズ州は、国会への提出に先立ち、パブリックコメントのために法案を公表するという措置をとりました。
法案では、「現在または過去の親密なパートナーに対する虐待行為を繰り返した者に、7年以下の懲役を科す 」という内容が記されています。
ロイドさんは、次のプロジェクトとして、すべての被害者を保護するために、この法律を全国化することを目指すと述べました。
彼は、各州からの取り込みに満足しているとし、意識向上のために協力している擁護者たちに感謝していると述べました。
「組織の協力は、この法律がより大きな話題となり、実際に浸透するのに役立ちました」
「みんなが協力しているのを見るのは素晴らしいことです。本当に素晴らしいことです。
あなたやあなたの知り合いが性的暴行、家族、家庭内暴力の影響を受けている場合は、1800RESPECT(1800 737 732)に電話するか、1800RESPECT.org.auをご覧ください。緊急時には、000に電話してください。その他の情報源については、Are You Safe At Homeをご覧ください。
