この「ストライキ」は、スウェーデンの16歳のグレタ・トゥンベリさんが始めた抗議行動に影響を受けたもので、オーストラリアを含む90カ国できょう15日に一斉に行われました。トゥンベリさんは、毎週金曜日に学校を休み、スウェーデン議会の外で気候変動へのさらなる対策を求める抗議行動を行っています。
オーストラリアでの抗議活動は国内55カ所で行われました。また、抗議ストの趣旨に賛同した学者など800人以上の専門家が公開状に署名し、ストへの支持を示しています。
ストでは主に3つの要求を掲げています。クイーンズランド州でのアダニ炭鉱開発の中止、新たな火力発電所の建設禁止、そして2030年までに発電量の100%を再生可能エネルギーでまかなうことです。
政界で賛否
「Strike 4 Climate Action」はオーストラリアで数カ月前にも行われました。連邦政府のスコット・モリソン首相はその際、「学校では学ぶことにもっと重点を置いて、活動家としての行動は減らしてほしい」と述べ、学生や生徒が学校を休んで抗議活動を行うことに批判的な発言をしています。きょうの抗議活動の前にも同様の発言を繰り返しました。
ニューサウスウェールズ(NSW)州政府のロブ・ストークス教育相も、学校を休んで抗議行動に参加することは違法行為だとし、「素晴らしい教育を受ける機会を自ら奪うべきではない」として抗議活動に参加しないよう生徒に呼び掛けました。
その一方で、NSW州の野党労働党のマイケル・デーリー代表は、抗議活動に参加した生徒を「未来のリーダーだ」として支持。シドニー市のクローバー・ムーア市長も、政治家としてまた元教師として抗議活動を支持すると述べています。
