きょう14日朝の時点で、ニューサウスウェールズ州全域で発生している山火事は約60箇所あります。うち27箇所では、まだ火をコントロールできず鎮火の見通しは立っていません。
火気の使用を全面的に禁止するTotal Fire Banの警報については、一旦解除されたものの、当局は依然として警戒を強めています。
ニューサウスウェールズ州郡部消防局Deputy Commissionerのロブ・ロジャーズ氏は、火曜日に比べて火災が起きている箇所は減っているものの、まだ予断は許されない状況が続いていると語ります。
”昨日は火曜日に比べてだいぶ落ち着き、即時避難を呼びかける緊急警報(Emergency Warning)は1箇所のみになりました。しかし、火の勢いが強い地域はまだあります。空気が非常に乾燥していますから今後も予断は許しません。明日(金曜日)以降~来週前半にかけて気温は更に上昇し、強い風が吹くとみられています。私たちは長期戦を覚悟しています。”
山火事拡大が見込まれるクイーンズランド州
ニューサウスウェールズ州だけでなく、クイーンズランド州でも山火事が70箇所以上で発生しており、懸命な消防活動がおこなわれています。明日金曜日には気温がさらに上昇し、西からの乾燥した風が吹くことも予想されています。
気象庁は、例年に比べて気温が4度から8度高くなるとの見方を示しています。
”高温乾燥という気象条件は、山火事の危険性が週末にかけて再び高まることを意味します。”
13日水曜日には、消火活動をおこなっていたヘリコプターが、クイーンズランド州ブリズベン近郊のダーリングダウンズで墜落し、乗っていたパイロットがけがをしています。
クイーンズランド州消防局の広報によりますと、'Leave now' という警報が出されている地域は、サンシャインコースト、キルキヴァン、ウッドゲイト、バンダバーグ南部とぺチェイです。
メリーベールにある5つ星リゾートSpicers Peak Lodge近くやゴールドコースト西部のScenic RimやCobraballでも山火事が確認されています。
クイーンズランド州ではこれまでに、13から14棟の家屋が全焼しています。
山火事は西オーストラリアでも発生
山火事が発生しているのは、オーストラリア東部だけではありません。西オーストラリア州のグレイター・ジェラルトンでは避難警報が発令され、住民に対して、家の安全確保や避難所への移動を勧めています。
'Watch and Act'という警報が出されている地域は、グレンフィールド北部とジェラルトンのドルーモンドコーブ南部です。この'Watch and Act'という警戒レベルは、今後山火事が到達するおそれがあるため、自宅を離れるか、または家の建物の安全確保に積極的に努めるという段階です。当局は、一度避難した住民に対しても、現段階では自宅に戻らないよう強く呼びかけています。
