NSW州の保健当局NSWヘルスは7日、新たにオーストラリア人旅行者2人がはしかを発症したとして、特にNSW州北部に居住または訪れた人に対し、はしかの感染拡大に気をつけるよう呼び掛けました。
NSW州ではクリスマス以降のはしかの発生件数が33件に達しています。また、シドニーでは先週、はしかの予防摂取が受けられない1歳未満の乳児2人の感染が確認されました。
今回新たにはしかを発症した20代の旅行者2人ははしかの予防接種を受けておらず、休暇で3月中旬に訪れたフィリピンで感染したとみられています。
QLD・NSW州北部での感染拡大に懸念
この旅行者2人は体調が優れないままフィリピンを発ち、シンガポール経由でクイーンズランド(QLD)州ゴールドコースト空港に3月30日に到着しました。乗っていた飛行機はスクートのTR6便です。
はしかに感染してから症状が出るまでには最長で18日間かかります。NSWヘルスでは、旅行者と同じ飛行機に乗っていた人やゴールドコースト空港に3月30日にいた人、治療先の病院にいた人などに対し、4月22日まではしかの症状が現れないかどうか観察するよう呼び掛けています。
はしかへの感染が心配な人は、1300 066 055に電話をしてアドバイスを受けることができます。
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