今年10月にニュージーランドで開催される女子15人制ラグビーワールドカップへの強化を目的に来豪していたサクラフィフティーンが、遠征3戦目となる試合を、オーストラリア代表ワラルーズと戦い、12-10で優勝。
世界ランキング5位の強豪相手に、サクラフィフティーン(同12位)が史上初となる勝利をあげました。
これによりサクラフィフティーンは、トライシリーズ3戦3勝という大きな成果をあげ、オーストラリア遠征の幕を閉じることになります。(1戦目フィジー、2戦目オーストラリアン・バーバリアンズ)

5月10日、ゴールドコーストのボンド大学で行われたオーストラリア戦。
ワラルーズはこの日初めて、ファーストネーションのデザインが施されたユニフォームを身にまとい登場。
ヌーンガー族のアーティスト、シャンテル・ウォルシュ氏によってデザインされたユニフォ―ムは、女性とその精神のつながり、そしてドリームタイムと、これまで乗り越えてきたさまざまな障壁のつながりを表現していると言います。
またオーストラリア代表はこの日初めて、英語と先住民言語であるユガンべ語でオーストラリアの国歌を熱唱。ボンド大学の土地の伝統的な所有者であるユガンべの人々に敬意を払いながら、ユガンベ青年合唱団が先導しました。
激しい戦いを繰り広げたサクラフィフティーンは前半を0-0で折り返すと、後半9分、スクラムの乱れをきっかけにSO大塚朱紗がトライ、さらにはコンバージョンも決めて先制。
15分にはワラルーズが2点差までに追いつくも、19分に相手のPKを誘うと、FL細川恭子がインゴールに入ってトライ。オーストラリアとの差をさらに広げます。
25分にはオーストラリアのFWアディアナ・タラカイがトライを決め、2点差に追いつかれるも、日本は粘り強く守りきり、初優勝。

アシスタンコーチのルイース・ダルグリーシュ氏は試合後のコメントで、「今日は選手たちの心持ちが成功につながった。疲れが出てくる時間帯の中でも、ディフェンスをやり続けるというマインドが十分に発揮され、最後までそれが維持された点が勝因として大きかった」と評価。
キャプテンの南早紀選手も、「相手にフェーズを重ねさせ、我慢してディフェンスすることで相手が油断したところでジャッカルをしたり、ペナルティを誘うことができた」と振り返り、ワールドカップへ向けて「新しいスタートラインに立つことができた。またひとつ高いスタンダードで、ベースを積み上げていき、ピラミッド状に高めていけると良いと思う」とその手応えを語りました。
今回、「勝ち切る」ことをテーマに来豪していたサクラフィフティーン。それをしっかり実現させたチームのワールドカップでの活躍が楽しみです。
女子ラグビーワールドカップ・ニュージーランド大会は10月8日から11月12日までの期間中開催されます。
プールB入りした日本は初戦をカナダ(10月9日)と戦い、2戦目をアメリカ(同15日)、3戦目をイタリア(同23日)と戦います。
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