今月23日に放送されたSBSのドキュメンタリー「Secrets Of Our Cities」のシーズン2の第1回。今回過去をさかのぼる都市は、日本人観光客にも根強い人気のゴールドコーストです。
このドキュメンタリーシリーズでは、俳優でコメディアンのグレッグ・ピックヘイバーが、オーストラリアの都市を訪れ、その知られざる歴史や、都市の形成に大きな影響に与えた個人などを取り上げます。

Source: Distributor
さまざまな国の移民が作り上げた都市、ゴールドコースト。もともとは先住民の土地だった場所が、どのようにして現在の姿になったのでしょうか。
日本人の移民も大きな役割を果たしました。初期の移民である村上順三さんは、オーストラリアで一旗挙げようと来豪。サウスポートに居を構えました。ビジネスオーナーの村上さんはサウスポートコミュニティーから尊敬を集める存在でもありました。
しかし、第二次世界大戦が始まり、日系移民を取り巻く状況は一変します。
番組ホストのピックヘイバーは、村上さんの孫である村上ビックさんを尋ねます。ビックさんが語ったのは、当時、何の罪も犯していない日系移民4,000人とともに、家族と引き離され、軍の施設に収容された村上順三さんの姿でした。