日本や外国にいる家族や友人に、お金を送らなくてはいけないという状況、誰もが一度は経験することでしょうね。家族の生活費だったり、旅行費用だったり、はたまた借金の返済だったり。
インターネットのおかげで海外送金はずいぶん簡単になりましたが、法外な手数料や詐欺の被害を避けるために、知っておくべきことがいくつかあるんです。
銀行を通した海外送金
銀行を使うのは海外にお金を送る上で最も簡単で安全な方法のひとつですが、高くつくこともあります。オーストラリアの銀行ではどこでも手数料がかかり、銀行によって10ドルから32ドルまでと、まちまちです。
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国際送金サービス
アカウントを作ってから承認されるまで数日かかることがありますので、しっかりと予定を立てることが必要です。会社によっては現金やEFTPOSを使った送金をすることもできますが、その場合、オンラインでの送金よりも手数料が高くなる場合がほとんどです。
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国際マネーオーダー
国際的に保証されたチェックを銀行で入手して、家族が自分の銀行口座に振り込めるように、郵送することもできます。もちろん、先述のオプションよりもずっと時間がかかります。
為替レートをチェックしましょう
もし急を要する送金でないのなら、少し落ち着いて、交換レートのいいサービスを探してみてください。ASIC オーストラリア証券投資委員会ビクトリア支部の、ウォレン・デイ地方局長はこう指摘しています。
「オプションはたくさんありますが、交換レートのいいところを探してあれこれ比較してみるべきです。送金相手の銀行口座に入る金額が、かなり違ってくることもありますから」
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入念にリサーチをしましょう
銀行以外の国際送金サービスを利用する場合は、実績のある会社を選ぶことも重要です。 SendMoneyPacific, SendMoneyAsia また Remittance Prices Worldwide などのウェブサイトを参照して、利用する会社が信用できるかどうかチェックしてください。
送金が完了するまで、全ての情報は保管しておきましょう
国際送金サービスや銀行を通して送金したら、取り扱い番号や送金額、送金の日時など重要な情報は全て、必ず安全な場所に保管しておいてください。もし問題が発生したりお金が届かなかったりした場合、会社や銀行に直接問い合わせる際に、こうした情報が必要になります。
もし送金したお金が紛失してしまったり、会社や銀行の対応が不満な場合は、Financial Ombudsman Service (ファイナンシャル・オンブズマン・サービス)に苦情を申し出ることもできます。
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