何者かによる縫い針混入事件で、経済的に大きな打撃を受けているイチゴ農家を応援しようと、ソーシャルメディアなどでイチゴを使ったレシピを紹介するオーストラリア人が増えています。
ストロベリータルト、ジャム、また食べる前にただ切っただけのものなどが、廃棄処分の代替策として紹介されています。
「私はイチゴ農家を応援し続けます。ですから、我が家秘伝のイチゴレシピをご紹介します。出来るだけたくさん公開します」とフェイスブックに書き込んだのは、クィーンズランド州野党リーダーのデブ・フレックリントン議員です。イチゴジャムの手書きレシピも紹介されています。
イチゴの売り上げは、全国的に落ち込んでいます。一部の商品に縫い針が混入されているのが見つかり、何者かが故意に行ったものという不安が広がっているためです。
少なくとも7つのブランドが、スーパーの棚から撤去されており、生産者は大量のイチゴを、「イチゴ墓場」とも言うべき廃棄場所に捨てざるを得なくなっています。
ブランドのひとつ、ドニーブルック・ベリーズのオーナーの娘さん、ステファニー・チェアンさんは、このビデオで、捨てられたイチゴの山を映し出しています。
「これはうちの家族に起こった最悪の出来事です」と、彼女はフェイスブックに書き込んでいます。
「私の家族は利益を出そうと必死に働いているのに、一部の自分勝手な人たちがそれをぶち壊しているなんて、悲しすぎます」

クィーンズランド州政府は、イチゴ農家を支援し、サプライチェーン内の「追跡可能性と保全性」を調査するために、100万ドルを拠出することを決めています。
また、グレッグ・ハント保健相は月曜日、品質管理を担当する機関 Food Standards Australia New Zealand に対し、事件への調査を命じました。
クィーンズランド州政府はまた、犯人の特定に関する情報の報奨金として、10万ドルを提供することを発表しています。
全国に広がる汚染
* Berry Obsession、Berry Licious、Donnybrook Berries などのブランドが、全国からイチゴのリコールを実施。
* 全国の保健衛生当局は、一般市民に対し、イチゴを切ってから食べることを推奨している。
クィーンズランド州
* サンシャインコーストの生産者によるイチゴにまず最初の混入が見られ、その後縫い針の混入が見つかったという報告が2件あったことから、先週店頭から撤去される。
* 過去2週間に縫い針混入の報告が数件寄せられ、クィーンズランド州保健当局が調査中。
* この事件で影響を受けた農家を支援するため、州政府が100万ドルを提供。
* 犯人の発見につながる情報提供に、10万ドルの報奨金が発表される。
* マッカイの店頭でバナナに針を刺しているところを見つかった女が、警察から警告を受ける。
ニューサウスウェールズ州
* NSW警察が、ツィードヘッド、タリー、ウィンガムのスーパーで売られていたイチゴに、汚染が見つかったという報告を受ける。
* 火曜日、シドニーの2件の異なる店で購入したバナナとりんごに、針が見つかったことをNSW警察が確認。
西オーストラリア州
* 西オーストラリア州内で、パースでの事例3件を含む、5件の汚染事例が報告される。
タスマニア州
* 週末ホバートのスーパーで買ったイチゴに針が入っているのを見つけたと、女性がソーシャルメディアに投稿。
南オーストラリア州
* アデレード近郊の町で、西オーストラリア州生産の Mal's Black Label のイチゴに、汚染が2件見つかる。
ビクトリア州
* 最初の捜査の一環として、ビクトリア州の田舎で見つかったとされる2件の汚染事例が調査されたが、それ以後報告はない。
