SKIP TO MAIN CONTENT

更なる党首選の噂に揺らぐ、ターンブル政権

マルコム・ターンブル首相は、火曜日の党首選で示された数字が全てを物語っているとして、自身のリーダーシップへの支持が失われているという指摘を否定しています。 しかし、今も首相の座を狙うピーター・ダットン氏は、党内の支持を獲得するべく、所属議員への呼びかけを公然と続けています。

Former Australian Home Affairs Minister Peter Dutton speaks to the media during a press conference at Parliament House in Canberra, Tuesday, August 21, 2018. (AAP Image/Lukas Coch) NO ARCHIVING
Source: AAP

1 min read

Published

Updated

By Sonja Heydeman

Presented by Shingo Usami



Skip to article content

8月21日火曜日、突然発表された自由党の党首選投票で、ピーター・ダットン元内務相を48対35の票差で破ったマルコム・ターンブル首相は、更なる挑戦が近々行われるとは思わない、と述べています。

 

しかし、内務相の座を退いたダットン氏は、2度目の挑戦を否定していません。ダットン氏への支持を表明し辞任を申し出た閣僚も10人に上りました。

 

このうち、辞任が了承されたのは、ダットン氏と、コンチェッタ・フィエラバンティ・ウェルズ国際開発相の2人のみです。ターンブル首相は、ダットン氏に票を投じた閣僚メンバーともすでに話をし、彼らの支持を得ていると述べています。

 

今日、国会の質疑で、これらの閣僚メンバーの意向が問いただされました。スティーブ・チョーボ貿易相のほか、アンガス・テイラー議員やマイケル・キーナン議員、ジェッド・セセルジャ議員など、既に辞任を表明していた閣僚たちは、一転してターンブル首相への忠誠を表明しました。

 

しかし、事態は予断を許しません。ピーター・ダットン氏は、ターンブル首相のリーダーシップの是非を問う新たな挑戦に向け、党内の支持を呼びかけていることを公言しています。次の選挙で自由党を率いるのは自分を措いて他にはいない、とダットン氏は強気の構えです。

 

2度目のチャレンジのはっきりとした時期については明言を避けたものの、ラジオインタビューに答えたダットン氏は、数が確保できたと分かり次第、新たな挑戦を考慮する、と述べています。またダットン氏は、自身の硬いイメージを和らげることに気を配っていると述べるほか、変革のための主要政策を打ち出しました。そのひとつが、電力会社などへの調査委員会を開くことです。

 

「こうした企業は何かがおかしいんです。銀行に対し行ったように、国の審議会なら現行のシステムでの根本的な誤りを追求できると思います。次の請求書が来る前にすぐに着手できることとしては、家庭向けの電気代からGST(消費税)を外すことです。これで自動的に電気代が10パーセント減り、みんなその影響をすぐに実感できるでしょう」

 

一方、マルコム・ターンブル首相とスコット・モリソン蔵相は、このダットン氏の考えを即座に退けました。モリソン蔵相は、「実現不可能な話だ」と述べています。

 

「国会の予算局が、ラインヘルム上院議員の提案で行った計算によると、その費用は4年間でおよそ70億ドル以上に上ります。ですから首相の言うことは正しいんです。GSTの税率やベースを変更するためには、全ての州の同意が得られなくてはいけません。恐らく彼らは言うでしょう。『やりたいんならどうぞ。75億ドル送ってくれればね』と。間違いなく予算が吹っ飛んでしまいますよ」

 

労働党の財務担当、クリス・ボーエン氏もまた、ダットン氏のアイデアは重要なサービスの削減を意味する、「クレージーな、思いつきの提案」であり、もう一度ちゃんと計算しなおすべきだ、と話しています。またビクトリア州の労働党政権も、この計画を批判しています。

 

また、労働党のジェイソン・クレア議員は、どうせお互いを嫌う人ばかりがいるのだから、誰が自由党のリーダーになろうと同じことだ、と述べました。クレア氏はスカイニュースのインタビューで、ターンブル首相を中傷したり立場を危うくしたりはしないというダットン氏の約束が24時間持たなかったことを挙げ、こう表現しています。

 

「マルコム・ターンブルはもう死んでいます。映画「シックス・センス」のブルース・ウィリスみたいに、死んでいるのに自分で気づいていないだけです。これがいい証拠ですよ」

オーストラリアや世界の話題を、日本語で!

SBS 日本語放送のFacebook をフォローしてください。


Follow SBS Japanese

Download our apps

Watch on SBS

SBS Japanese News

Watch it onDemand

Stream now