行方不明になったと報じられているのは、オーストラリア人で金日成総合大学に在籍するアレック・シグリーさん29歳です。
パース在住のアレックさんの家族が27日に出した声明によりますと、アレックさんからの連絡がここ数日間途絶えていますが、拘束されていることが確認されたわけではないということです。
アレックさんの家族の代理人「ネットを通じて友達や家族と連絡を取り合っていたのはオーストラリア時間の火曜日の朝までで、それ以降は連絡が途絶えています。外務貿易省が現在安否確認を行っています。」
アレックさんは、2012年頃から数回にわたって北朝鮮を旅行で訪れており、さらに昨年は日本人女性と平壌で結婚式を挙げています。2018年から現在まで、平壌の金日成総合大学で朝鮮文学を専攻し修士号の取得を目指しています。
連邦司法長官のクリスチャン・ポーター氏は、パースの地元ラジオ局6PRのインタビューに答え、アレックさんの行方がわからないことについて「極めて深刻」で、家族のためにも一刻も早く確認を急ぐと述べています。
外務貿易省のスポークスマンは、SBSニュースの取材に対し、領事業務憲章に基づいて、アレックさんの家族を支援していると語りました。
オーストラリアは現在、平壌に大使館を置いておらず、スウェーデン大使館を通じて北朝鮮側と外交を行っています。更に北朝鮮への渡航について、政府は不要不急の渡航は止めるよう国民に呼びかけています。
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