12月25日はイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祝日であり、今でも多くの人が宗教的なイベントとしてとらえていますが、オーストラリアでは多くの人が宗教に関係なく、家族や友人と集まり、プレゼントを交換したり、ご馳走を食べたりする行事として楽しんでいます。

クリスマス・ランチ
オーストラリアでは、クリスマスのお祝いは12月25日のお昼頃に行われるのが一般的で、多くの人は、カジュアルに楽しみます。
SBSフードの編集長であるファラ・セルジョによると、クリスマス・ランチでは、クリスマス・ハムやスナッキング・ボード、シーフード、クリスマス・プディング、ティラミス、トライフル、パブロバなど多くの定番料理が見られると言います。また、チェリーやマンゴー、桃など新鮮なフルーツもたくさん食べられると言います。
一方、オーストラリアは多文化のため、クリスマスの祝い方はさまざまあり、自分の国の伝統的な料理を持って行くこともできると言います。
「クリスマスには、シーフードをふんだんに使ったマレーシアのラクサを食べたり、アイスクリームケーキやパネトーネのようなものを食べたりしてもいいと思います。パネトーネは外せませんね。セルビアやバルカン諸国では、シーフードスープを作るので、私もシーフードスープを喜んで出しますよ」と彼女は言います。

また、主催者がゲストに一品持ち寄りをお願いすることもよくあります。セルジョは、「自分が作りやすいもの」を持参することを勧めています。彼女自身家族でクリスマスを祝うことはなかったと言いますが、友人の家庭に招待される際には大好きなボスニアのデザートを持って行くそうです。
「クリスマスはいつも仲の良い女友達とその家族と過ごしており、家族がギリシャやイタリア系なので、とても楽しく、ご馳走がいっぱいでした。私はいつもデザートを持参しています。ボスニアの典型的なデザートを作るんです。スコーン・サブブレッドという、スコーン生地にプラムジャムを詰めてアイシングシュガーで巻いたようなジャムサブブレッドをよく作ります」
屋外で過ごす
クリスマスは夏の中間かつ夏休みでもあるので、オーストラリア人はビーチで泳いだり、裏庭でランチをしたり、近所の公園で遊んだりと、暖かい気候を利用して屋外で過ごすことが多いようです。
メキシコ生まれのパメラ・ロペス・アリアガさんは、「夏のクリスマスだからとてもカジュアルで、みんなが上機嫌であることが好きだ」と言います。

ボクシング・デー
25日にランチを食べ、プレゼントを交換した後、多くの人は翌日、バーベキューをしながら、オーストラリア代表のクリケット国際試合、ボクシング・デー・テストマッチを観戦します。
ブリスベン生まれのルーク・バーバガロさんは、ボクシングデー・テストマッチを欠かしたことはないと言います。
「クリケットは、子供の頃から大好きです。クリスマスは本当におめでたい時期ですし、ボクシングデー・クリケット・テストでは必ず勝利するという確信があり、とてもポジティブな雰囲気で、毎年欠かさず観ています。特に90年代から2000年の初めにかけて、オーストラリアの代表チームは圧倒的な強さでした」

自分だけのクリスマスの習慣を作ろう
アドベントカレンダーや真夜中のミサ、キャロルやクリスマスツリーなど、クリスマスにまつわる伝統はさまざまなあります。
宗教的な意味でもそうでなくても、クリスマスを祝う方法はたくさんあります。既存の伝統の中から自分に合ったものを選び、それを自分のものとミックスしてみてはいかがですか?
