コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止を目的とした各政府の措置により、旅行や小売り業界、ホスピタリティを中心に人員削減が続いています。
連邦政府は、オーストラリアの労働者100万人以上が今後生活保護などの社会福祉手当を受け取ることになると予測しています。またエコノミストからは、今後数カ月で失業率が11%まで上昇し、雇用情勢が大きく悪化するとの見方が上がっています。
その一方で、需要の高まりを受けて人材を募集している業界もあります。
スーパーマーケット大手ウールワースは27日、最大2万人を新たに雇用する方針を発表しました。店頭での需要増を受けての増員に加えて、今後数カ月内で実施する宅配サービスの拡大が背景にあります。
募集されるのは店舗スタッフやEコマース、サプライチェーン、飲料事業などでの仕事で、4月には採用が決まる見通しです。
政府の福祉サービスを提供するサービス・オーストラリアは今月、センターリンクへの問い合わせの増加に対応するため、5,000人を新たに雇用することを発表しました。宅配ピザのドミノズ・ピザも、将来の需要増を見越して2,000人増員します。

雇用機会のある業界
求人検索サイトIndeedのアジア太平洋(APAC)エコノミスト、キャラム・ピッカーリング氏は、求人件数は前年同期比で12%落ちこんでいるものの、まだ雇用機会はあると指摘します。
ピッカーリング氏は、まずヘルスケア分野で求人があるとし、さらに「宅配やトラックのドライバー、倉庫スタッフ、梱包スタッフへの強い需要がみられる」と語っています。
また、清掃サービスへの需要も急速に高まってるとピッカーリング氏は指摘しています。
求人検索サイトSeek(Australia)のディレクター、スティーブン・タフリー氏は、ホームスクーリングをする子どもが増える中で、チューターやナニーの仕事が増えていると説明します。
またオーストラリアドルが下落していることが、資源業界にとっては追い風になっているとタフリー氏は説明します。そのため、資源業界では管理者や鉱員など、熟練・未熟練を含めた職の募集があるとしています。
英語記事はこちら。
連邦政府のウェブサイトによると、コロナウイルスの症状は軽いものから、肺炎まで多岐にわたります。主な症状としては、発熱やせき、喉の痛み、倦怠感、息苦しさがあります。
オーストラリアに入国して14日以内、または感染が確認された人と接触した人でこのような症状がある人は、医療機関に連絡します。
ウイルス検査が必要だと思う人は、医師またはコロナウイルス・ヘルスインフォーメーション・ホットラインに電話で問い合わせます。
ホットラインの電話番号は1800 020 080です。通訳サービスが必要な場合はまず131 450に電話をして下さい。
呼吸をするのが困難なときや緊急時には救急の番号000に電話をしてください。
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