Key Points
- インフルエンザは、軽症から重症、さらには生命を脅かす病気まで引き起こす可能性があります。
- 生後6ヶ月以上のすべての人に、毎年インフルエンザの予防接種を受けることをお勧めします。
- 子供たちは、注射針を使わない鼻腔スプレー式のインフルエンザワクチンを接種できます。
- インフルエンザワクチンは安全で効果的です。質問や心配な点があれば医師に相談しましょう。
- インフルエンザはどれくらい深刻な病気でしょうか?
- どんな人がインフルエンザで重症化しやすいでしょうか?
- インフルエンザから身を守るにはどうすればいいでしょうか?
- インフルエンザの予防接種を受けるべきでしょうか?また、費用はかかりますか?
- オーストラリアには注射針を使わないインフルエンザワクチンはありますか?
- インフルエンザ予防接種を受けるのに一番いい時期はいつでしょうか?
- インフルエンザワクチンの副作用について心配する必要はありますか?
英語ではフルーとも呼ぶインフルエンザ。一年を通していつでも感染する可能性があるウイルスです。
オーストラリアでは、秋に流行が活発化し、冬(6月から9月)に感染者数がピークを迎えます。
インフルエンザはどれくらい深刻な病気でしょうか?
インフルエンザの症状は風邪よりも重く、長引きます。
症状には、高熱、筋肉痛や関節痛、頭痛、喉の痛みなどがあります。

ほとんどの場合、インフルエンザウイルスに感染しても数日で回復します。
ですが、重症化や入院のリスクが高い人もいます。
オーストラリアでは、2025年は記録上最も多くの死者を出したインフルエンザの年でした。この年の死亡者は1,700人にのぼりました。
マイケル・ライト医師は、シドニーのGPでロイヤル一般開業医協会の会長をつとめています。
「インフルエンザは風邪のようなものだと思われがちですが、実際は深刻な病気で、毎年何百人ものオーストラリア人が死亡しています。インフルエンザは重い呼吸器感染症で、何千人もの人々が入院します。」
どんな人がインフルエンザで重症化しやすいでしょうか?
健康な方でさえ、インフルエンザで重症化することがあります。
重症化リスクが高く、入院治療が必要となる可能性のあるのは、5歳未満の子供、65歳以上の高齢者、アボリジナル・トレス海峡諸島民、慢性疾患を持つ人々、妊婦などが含まれます。
「これらのグループの人々は、肺の感染症や肺炎にかかりやすく、入院が必要になる可能性が高くなります。」(ライト医師)
インフルエンザから身を守るにはどうすればいいでしょうか?
インフルエンザは感染者の喉や鼻から出る飛沫によって感染します。

こまめな手洗い、咳やくしゃみをする際に口と鼻を覆うなど、衛生習慣を徹底することで、インフルエンザにかかるリスクを減らし、感染拡大を防ぐことができます。
しかし、ライト医師によると、自分自身と周囲の人々を守る最も効果的な方法は、毎年インフルエンザワクチンを接種することだと話します。
「ワクチン接種の利点は、病気になるリスクを減らし、重症化する可能性を大幅に低減できることです。」
ワクチン接種は、他人に感染させる可能性も低くします。
ワクチン接種は、自分自身、家族、そして地域社会を守る最善の方法です。Dr Michael Wright
インフルエンザの予防接種を受けるべきでしょうか?また、費用はかかりますか?
インフルエンザに対する免疫取得は、誰にとっても重要ですが、特にコミュニティ内の弱者をまもるために重要です。
「生後6ヶ月以上の方に毎年インフルエンザワクチンの接種を勧めています。」
こう話すのは、オーストラリア疾病予防管理センター副所長のステファニー・ウィリアムズ医師です。
次のグループでは、ナショナル予防接種プログラムに基づきワクチンが無料で提供されます:
- 生後6ヶ月から5歳までの子供
- 65歳以上の成人
- 妊娠女性
- 生後6ヶ月以上のアボリジナルおよびトレス海峡諸島民
- 特定の疾患を持つ人々

無料のインフルエンザワクチン接種の対象とならない場合は、予防接種機関でワクチンを購入できます。
「インフルエンザの予防接種は、かかりつけ医、地方自治体の予防接種クリニック、地域保健センター、アボリジナル・ヘルス・サービス、一部の薬局など、多くの医療機関で受けることができます。」(ウィリアムズ医師)
お住まいの地域や勤務先によっては無料接種を提供している場合があります。州政府やテリトリー、または雇用主などです。
オーストラリアには注射針を使わないインフルエンザワクチンはありますか?
オーストラリアでは2026年に、注射針を使わない鼻腔スプレー型のインフルエンザワクチンが可能となりました。
このワクチンは、2歳から17歳までの小児への安全かつ効果的な使用について、オーストラリア医薬品規制当局(TGA)の承認を受けています。

オーストラリア全土で民間医療機関を通じて接種可能で、一部の州では2歳から5歳の児童に無料で提供しています。
「この年齢では、親も子供を連れてくる可能性が低いことが分かっています。この年齢層は注射針を嫌がるからです。」(ライト医師)
お住まいの地域で、州による補助プログラムが利用できるかどうかは、GPに確認してください。
インフルエンザ予防接種を受けるのに一番いい時期はいつでしょうか?
流行期の3~4か月前にワクチン接種を受けることで、最大限の予防効果が得られると、シドニー大学感染症・グローバルヘルス教授のメル-・シール医師は説明します。
「ワクチン接種時期は秋から冬の初めにかけてをお勧めしています。4月か5月頃にワクチンが市場に出回り、都合の良い時期、あるいは職場などで接種できるようになった時が、ワクチン接種に最適な時期です。」

インフルエンザワクチンの副作用について心配する必要はありますか?
予防接種を受けてから、2ー3日程度の軽い症状が出る人もいます。
「どんな予防接種でも、痛みや腫れ、赤み、軽い発熱が起こることもあります。インフルエンザワクチンは安全で効果的であり、ほとんどの副反応は自然に治まります。」(シール医師)
アレルギー反応のリスクは、ごくまれです。
ワクチン接種後、医師や薬剤師から15分から20分待つように指示されることがよくあります。反応が起こる可能性があるのは、その時間帯だからです。Dr Meru Sheel
かかりつけ医(GP)は、あなたの年齢や健康状態に基づいて、最適なワクチンを選ぶお手伝いをします。
「ワクチン接種に不安がある場合は、GPに相談すれば、そのワクチンがあなたに適しているかどうかを説明してくれるはずです。」(ライト医師)
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