今年1月、キンバリー・リージョンに暮らす13歳の先住民の少女が自宅の寝室で自ら命を絶ったニュースが伝えられました。その事件がきっかけとなり、西オーストラリア州で報告された自殺とみられる13件のケースについて、検視官による調査が行われました。
検視官はこのたび、調査結果とともに42の勧告を発表。その勧告には、妊娠中の胎児性アルコール症候群や精神疾患のスクリーニングの実施などが盛り込まれています。
精神的な問題を抱える先住民の若者をめぐっては、科学的根拠に基づいた医療で治療するだけでなく、彼らの文化的背景も重視したプログラムも取り入れることの重要性が指摘されています。



