5~11歳の子ども向けワクチン、ファイザー製を暫定承認 豪で来月にも接種開始へ

Children are already receiving the Pfizer vaccine

Source: AAP

米国ではすでに、5歳から11歳までの子どもへのワクチン接種が始まっています。オーストラリアでは諮問機関ATAGIの承認が得られれば、来月10日にも接種プログラムが始まる見通しです。


ATAGI(アタギ、Australian Technical Advisory Group on Immunisation)は、予防接種プログラムについて政府に助言する、専門家よる諮問機関です。ATAGIは現在、子どもへのワクチン接種の回数や、接種のタイミングなどについて、詰めの協議に入っているとみられています。

5歳から11歳までの子どもの投与されるワクチンの接種量は、10代の若者や大人と比べて3分の1の量になります。

コロナウイルスに感染しても重症化するリスクの低いこどもにワクチンを接種する必要はあるのでしょうか?

割合は少ないものの、ウイルスに感染して重症化し、入院や死亡する子どもの例が報告されています。また、12歳未満の子どもは、コロナウイルスへの感染が引き金となり、感染から数週間後に様々な臓器が炎症を起こす症候群、通称ミスク(多系統炎症性症候群)を発症するリスクが高くなっています。

その一方、ワクチンを接種することによる、副反応のリスクもあります。非常にまれな2つの副反応としては、心臓の筋肉が炎症を起こす心筋炎や、心膜炎があります。

米国のデータでは、12歳から15歳までの子どもで、ワクチンを接種した結果、心筋炎の発症が報告されたのは、男子で100万人中200人未満、女子で100万人中30人未満でした。

詳しくは音声リポートをお聞きください。

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