オーストラリアは今、ホエールウォッチング・シーズンの真っ盛り!
特にオーストラリアの東海岸は、南極から北上するクジラの通り道となっているため、5月から11月という長い期間にわたって、国内のあらゆるスポットでクジラを観ることができます。
20年以上に渡り、ホエールウォッチングツアーを含め、さまざまなエコツアーを提供してきた、IECオセアニアのミディー中嶋さんによると、この時期、4万頭以上のクジラが南極から北上すると言います。

Whale season is typically between May and November every year Source: Middy Nakajima
30年前には、500頭と言われてきたクジラの数は、毎年6月末に行われる「クジラ・センサス」からもわかるように、毎年増加ていると中嶋さんは説明します。
ORRCAという団体が主催するこの調査では、ボランティアがクジラスポットに集まり、日の出から日の入りまで、北上するクジラの数を確認していきます。今年は6月26日に開催されました。
中嶋さんが初めて来豪したのは1988年の頃。「オートバイでオーストラリアを周りたい」と、ワーホリとして来豪。その後はアメリカへと渡り、世界80ヵ国以上を旅した後、1996年に再来豪しました。
1994年に創設されたツアー会社、IECオセアニアのオーナーとなったのは、2003年のこと。
「一生の宝物になるツアーを提供したい」とシドニーを拠点に、ブルーマウンテンズやポートスティーブンス、ハンターバレー、そして冬の期間はホエールウォッチングなど、数々のエコツアーを提供してきました。
コロナの影響により、現在ホエールウォッチングツアーは延期を余儀なくされていますが、コロナ以前は、ホエールウォッチングに参加する観光客が増加していたと言います。
体調12-15メートルの動物が目の前でさまざまなアクションをすることが、ホエールウォッチングの魅力であると語る中嶋さん。自然の生き物を対象としたツアーですが、クジラとの遭遇率は通常90%以上を誇ると説明します。

Source: Middy Nakajima
昔から旅をこよなく愛してきた中嶋さんは、コロナパンデミック中も、キャラバンを引っ張り、オーストラリアを一周。旅は「人生の中で絶対なくてはならないもの」という中嶋さんのフルインタビューは下記からどうぞ。

"Travel is a necessity of life" Source: Middy Nakajima
火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!