チームで取り組む楽しさ、車いす陸上・喜納翼

沖縄の車いす陸上選手、喜納翼（きな・つばさ）さん。競技を始めてから4年目の2016年には大分国際車いす大会で初参戦ながら見事優勝。今後の活躍を期待されています。

Tsubasa and her athletic wheelchair Source: SBS

Tsubasa warming up before the Oz Day 10k Source: SBS

喜納選手は中学・高校とバスケットボールに打ち込み、県の代表選手にも選ばれますが、大学1年生のときの自主トレーニング中の事故により、車いす生活が始まりました。スポーツからいったん遠ざかりますが、大学卒業後の2013年に下地隆之コーチに声をかけられ、車いす競技を始めました。最初は個人競技であることに不安を感じたそうですが、コーチや周りのサポートに支えられ「仲間のいるチーム競技」であることに気づいたそうです。

喜納選手は先月オーストラリアで行われた車いすロードレースシリーズ、サマー・ダウンアンダーに参加され、その目玉イベント、オーストラリアデーにシドニーで開催された車いすロードレース「Oz Day 10k」にも出場されました。しかし結果はタイヤがパンクし、残念ながら棄権となりました。

喜納選手にはOz Day 10kの数日前に滞在先にお邪魔し、車いす陸上を始めたきっかけや今後の抱負などについて聞きました。

'I like Australian wine too'. Tsubasa showing off her purchase of a bottle of sparking red Source: SBS