ジョブシーカーの引き上げを求める声高まる

オーストラリアの福祉団体は、人々が生活必需品を手に入れるために、ジョブシーカーの長期レートを最低でも1日25ドル、引き上げるようを求めています。

How to handle your finance after the end of jobseeker and JobKeeper

Source: AAP

4月からジョブシーカーの支払いが、パンデミック以前の1日40ドルに戻されることを受け、オーストラリアの主要な福祉団体は、長期レートを引き上げるよう連邦政府に再び求めています。

失業手当は現在、2週間で150ドル引き上げられていますが、この引き上げは3月31日で終了する予定です。

サービスNSWのウェブサイトには「2021年4月1日から、あなたの状況に応じて通常のジョブシーカーレートに変更されます」と掲載されています。
政府機関のウェブサイトに掲載されている支給率表によると、子供のいないオーストラリアの独身者は、2 週間で565.70 ドルを受け取ることになります。

オーストラリア社会サービス評議会のシニア・アドバイザーであるシャーメン・クロウ氏は、2週間で150ドルの引き上げでも、人々は苦労していると述べています。

同士は昨年、コロナウイルスによるロックダウン時に政府がジョブシーカーを引き上げたことを称賛しています。支払いは当初、2週間550ドルにまで増額されていました。
「これまでも支払いが十分ではなかった場合、引き下げ後の4月に十分であることはありません」とクロウ氏はAAPに語りました。

「何百万人もの人々が、自分の家に住み続ける余裕があるのか、食料や光熱費、薬など、どの必需品を削減するべきか、と苦悩の決断に直面しています」

「政府は、人々が生活必需品を手に入れ、生活を立て直せるように、ジョブシーカーの基本料金を従来のニュースタート料金よりも少なくとも1日25ドル増額することを恒久的に行わなければならない」と述べています。

一方で政府は、ジョブシーカーの焦点は人々を仕事に就かせることだ、と長期レートの引き上げに反対しています。
連邦野党、福祉やビジネスグループ、さらにには自由党のジョン・ハワード元首相らは、これまでにも1日40ドルのレートを増加させるよう求めてきました。

社会サービス省の広報担当者は、4月からのジョブシーカーの支払い率について問われると、「これまでの増額は一時的な措置だった」と述べました。

「コロナウイルスサプリメントは、これらの不透明な時期に個人や家族を支援し、COVID-19の経済的影響に対処するために、一時的な財政支援として設計されています」と彼女はAAPへの声明で述べました。

ジョブキーパーの賃金補助金も3月に期限切れを迎えます。政府の支援なしで企業が雇用を継続できない場合、より多くのオーストラリア人がジョブシーカーに移行する可能性があります。

ジョシュ・フライデンバーグ蔵相はプログラムの延長を否定しています。

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Published

Presented by Yumi Oba
Source: AAP, SBS

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