安倍元首相の国葬が9月27日、東京の日本武道館で行われ、国内外から4000人を超える人が参列しました。
国葬にはオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相をはじめ、ジョン・ハワード元首相、トニー・アボット元首相、マルコム・ターンブル元首相も同行しました。
アルバニージー首相は安倍元首相について、「偉大な友人であった」と述べ、また亡き元首相のリーダーシップのもと、日豪両国は「経済や安全保障面にとどまらず、深い友情を育んできた」と自身のフェイスブックに投稿しました。
またアルバニージー首相は、岸田総理とも約20分に渡る首脳会議を行い、安倍元首相の存在があったからこそ、日米豪印4カ国の枠組みである『クアッド』での対話が実現したと伝えました。
両首脳は安保・防衛協力を始め、資源・エネルギーの安定供給及び水素などの新たな分野における協力をさらに発展させていくことで一致。さらには「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け連携を確認しました。
会談後は豪元首相3人も交えて懇談し、安倍元首相の功績を振り返りながら、その遺志を継いで両国の関係をさらに強化することで一致しました。

国葬には、アメリカのカマラ・ハリス副大統領をはじめ、インドのナレンドラ・モディ首相、韓国のハン・ダクス首相を含む、海外の要人も多く参列しました。
一方、国葬への賛否は割れており、1700万豪ドルにおよんだとされる国葬費用や、2015年に安倍元首相が成立させた安全保障関連法などを理由に、武道館の周辺では国葬に反対する集会やデモ行進が行われました。

国葬は通常、皇室関係者に対して執り行われるもので、第二次世界大戦以降の政治家としては1967年の吉田茂元首相以来、55年ぶりとなりました。
安倍元首相は7月8日、日本時間の午前11時半ごろ、奈良市で演説を行っていたところ銃撃を受け死亡。67歳で亡くなった元首相は、連続在任日数が歴代1位で、大叔父・佐藤栄作氏の記録塗り替えていました。
