ワクチンの2回接種を完了した日本から出国する日本国籍者、並びに韓国から出国する韓国国籍者は、12月1日から規制が緩和されます。スコット・モリソン首相が22日発表しました。
これによりオーストラリアの有効なビザを持ち、その他の条件を満たす日本人・韓国人は入国に際する渡航免除許可書や14日間の隔離なしに、入国が可能となります。
なお、オーストラリアでは各州・テリトリーにおけるコロナウイルス規制が異なるため、この取り決めは国境を再開している地域に限られています。11月23日の時点で、日本からの自由な入国が可能となるのはニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、ACTとなっています。
日本からの入国は以下が条件となります:
- 日本のパスポート保持者
- 有効なオーストラリアのビザを所持
- オーストラリアの薬品・医薬品行政局TGAが承認または認定したワクチンの2回接種を終えていること
※ワクチン接種完了とみなされるには、2回目の接種が出国の少なくとも7日前であることが必要です
※12歳未満のお子様や医療的な理由によりワクチン接種の免除を得ている方は、ワクチン完了者と同様に手続きを行うことができます。また、12歳から17歳のワクチン未接種の未成年者は、ワクチン接種済みの大人とともに旅行をすることが可能です。各州・テリトリーにおける規制をご確認ください - 日本から出国し、国境を再開している州・テリトリーに到着すること
- ワクチン接種証明書の提示
- 日本出国前の3日以内に行われたPCR検査での陰性結果
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テンポラリービザ保持者 国境再開対象から除外
また政府は同日、12月1日からワーキングホリデービザ、スチューデントビザ、スキルドビザなどの所有者においても、ワクチン接種完了を条件に、渡航免除なしの入国を発表しました。対象となるビザはこちらからご確認ください。なお、日本国籍並びに韓国国籍以外の上記の一時滞在ビザ保持者は、到着した州やテリトリーにおける検疫措置を遵守する必要があります。
カレン・アンドリューズ内務相によると、連邦政府は12月から1月にかけて、これらのビザカテゴリーを所持する20万人の移民が申請することを予想しており「それ以上になるかしれない」、「可能な限り早く多くの人々をオーストラリアに招き入れることを積極的に検討している」と述べました。
モリソン首相は、移民の受け入れ開始は、オーストラリアの復興に向けてた「重要な一歩」であると述べています。
オーストラリアでは21日、16歳以上のワクチン2回接種率が85%を達成。またワクチンの初回接種を終えた人は91%を越しています。
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一時滞在ビザ・難民の渡航制限解除を要請 人権擁護団体
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