22人の市中感染者が確認されたビクトリア州のメルボルンでは、ロックダウンの2週間延長に加え、外出禁止令が発令されました。
22人の陽性者のうち5件はその感染源が不明なミステリーケース、8人が感染期間中隔離を行わず、コミュニティで過ごしていました。
外出禁止は、昨年と同様の21時から5時までで、必要不可欠な仕事など、限られた理由を除き、外出することはできません。
なお、法律上は今夜23時59からの施行となっていますが、州首相は今夜21時から外出禁止令を遵守するよう呼びかけています。
また外出が禁止されている時間帯は、シングルバブルを利用することもできません。
運動に関する規制
屋外での運動や集まりも規制が強化されます。
これまで同世帯の人は、人数に制限なく屋外での運動が許可されていましたが、16日23時59分より、一世帯2人までとなります。ただし、自宅に置いておくことができない扶養家族がいる場合は、同行することが可能です。また1日の運動は引き続き2時間までに限られます。
ダニアル・アンドリューズ州首相は、「運動」は複数の家族が公園でキャッチアップやピクニックをする機会ではないと警告しています。
アウトドア・プレイグラウンドやバスケットボールコート、スケートパークなども閉鎖されます。
チーフ・メディカル・オフィサーのブレット・サットン氏は、一連の対策はCOVID-19が制御不能に陥らないため必要な措置であったと述べています。
労働許可書(Authorised Worker Permit)
17日23時59分より、仕事のため自宅を出る場合には、パーミットが必要となります。また学校などに行って教育を受ける必要がある生徒にも同様の措置がとられます。
アンドリューズ州首相は、自宅で仕事ができるのに、出社している人が多くいるとし、「移動する人の数を制限しなければならない」と述べています。
ビクトリア州の各情報:

Source: SBS
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