アンソニー・アルバニージー首相は、ニューサウスウェールズ州で洪水の被害を受けた人々に対して、7日木曜日から洪水災害給付金を支給することを発表。政府は「できるだけ早く」支援を提供したいと述べました。
首相は、同州のドミニク・ペロテ イ州首相との洪水被災地訪問に先立ち、6日の朝、『ABCニュース・ブレックファースト』で、洪水災害給付金を発表。
被災した成人1人につき1000ドル、子ども1人につき400ドルが、これまでに被害を受けた23のLGAで提供されます。
被災者は7日木曜日14時から、Service Australiaで給付金の申請を行うことが可能になります。
今回発表された洪水災害給付金は、週明けに発表された支援金とは別に、追加で支給されるものです。

Members of the Australian Defence Force (ADF) prepare sandbags for residents in Windsor, north west of Sydney, Monday, July 4, 2022. Source: AAP
また首相は、オーストラリア国防軍(ADF)の支援が拡大され、3機目のヘリコプターと250人のADF隊員が現地へ派遣されることも明かしました。
アルバニージー首相は、連邦政府と州政府の協力体制を「喜ばしい」とし、「国民は、政府が政治に関与するのではなく、国民のために協力することを望んでいる」と述べました。
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洪水への備え方
シドニーを集中的に襲った激しい雨は6日、北へと移動しており、ハンター地区での大規模洪水が懸念されています。セントラル・コーストのタグラ湖ではすでに大洪水が発生しており、シングルトンでも洪水が予想されています。
シドニーでは、現在も洪水避難命令や警告が発令されており、州内では約5万7000人が避難を余儀なくされています。SESのアシュリー・サリバン副長官によると、地域の危険は続いており、川の水位はしばらく高く、地滑りの恐れもあると警告しています。
ホークスベリー/ネピアン地域では、河川の水位が過去十数年間見られなかった高さに達していることから、引き続き注意が必要です。
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