去る週末、ニューサウスウェールズ州北東部に位置するコフスハーバーで、インターナショナル・タグ・シリーズが開催されました。
タグとはタックルがないラグビーリーグとして、オーストラリアやアイルランド、ニュージーランド、UKなどで親しまれており、オーストラリアではオズタグとも呼ばれています。
インターナショナル・タグ・シリーズは、オーストラリアを拠点に活動するタグ選手の国別トーナメントとなり、日本を含む30ヵ国を代表する2700人以上の選手が参加しました。

Credit: Miwa Blumer
オズタグでは、各選手の腰の両端についているタグを取ることで、タックルの代わりになることから、従来のラグビーのように激しくぶつかり合うこともなく、女性にとっても参加しやすいスポーツで、混合の試合もよく行われています。

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日本では中学からラグビーユニオンに打ち込んできた山口さんは、接触ができないオズタグに初めは苦労したと話します。
体を当てに行ってしまいそうになったり、タグを取ることができなかったりと、特にディフェンス面では苦労したと振り返ります。

Takenari Yamaguchi started playing oztag after arriving in Australia in 2019 Credit: Miwa Blumer
今回日本にルーツを持つ仲間と大会に参加できたことについてブルーマーさんは、個々のスキルや経験はさまざまであるも、チームが一丸となってプレーできたことに喜びを感じたと語りました。
また男女ともに仲良くプレーできるオズタグはインクルーシブなスポーツであるとも説明します。

Oztag is an inclusive sport Credit: Miwa Blumer
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