Watch FIFA World Cup 2026™

LIVE, FREE and EXCLUSIVE starting June 12 2026

世界の発展 オーストラリアの貢献度は?

Development contribution goes beyond simply aid

Aid is seen onboard an Australian RAAF C-17 Globemaster aircraft departing Amberley Airbase in Brisbane on March 17, 2015. Source: AAP

世界の開発に貢献している先進国の中で、オーストラリアはランクを上げています。 しかしそれは、ほんの少しです。4つ順位を上げたものの、14位と、世界の富裕国27ヶ国の中でも下半分に位置しているのです。 先日、世界開発センターによる開発貢献度指標が発表されました。


Published

Updated

By Charlotte Lam

Presented by Shingo Usami

Source: SBS



Share this with family and friends


世界の開発に貢献している先進国の中で、オーストラリアはランクを上げています。 しかしそれは、ほんの少しです。4つ順位を上げたものの、14位と、世界の富裕国27ヶ国の中でも下半分に位置しているのです。 先日、世界開発センターによる開発貢献度指標が発表されました。


国の政策が途上国の暮らしを向上させているかを見た場合、世界27ヶ国の富裕国のうち、オーストラリアは14位にランキングしています。

 

世界開発センターの政策アナリストたちは、援助、金融、テクノロジー、環境、貿易、安全保障、そして移民政策など、27ヶ国の政策をそれぞれ調べました。

 

オーストラリアは昨年に比べ4つ順位を上げていますが、これについてセンターの上級研究員、イアン・ミッチェル氏は、2つの分野での向上を理由に挙げています。

 

「オーストラリアは貿易の面で、全体の3位と、とても高い点を上げました。全ての国々に対する関税が低いですが、特に大事なのは、農産業への補助金が低いこと、また貿易という点では比較的開かれたサービス部門も存在しています。他の分野では、われわれは援助の質のスコアをアップデートしましたが、負担を減らし世界の貧しい地域に援助を与えるという点で、オーストラリアはスコアを伸ばし、とてもよくやっています」

 

首位に立ったのはスウェーデンで、全体的に高いポイントを出しており、特に海外援助に高い貢献をしています。リポートによる比較では、オーストラリアは年間、スウェーデンの海外援助の4分の1しか出していないことが分かります。

 

スウェーデンはまた、移民政策、特に国土全体の人口とGDP国内総生産の規模を考慮した際、高い得点を挙げています。

 

移民政策に関する分析は、移民や難民をどう社会に融けこませているか、が鍵になります。

 

オーストラリアは、留学生の受け入れが成功しているという点では世界でも有数の国として挙げられていますが、他のところで失敗が見られる、とイアン・ミッチェル氏は話しています。

 

「移民政策のひとつの分野として、オーストラリアはこれほど大きな国土をもち人口も多い国である割には、難民の受入数が世界的な規模で見ると比較的低いということがあります」

 

シドニー大学のシャマル・チョードリー助教授は、オーストラリアは政策にもっと資金を投入したり変更したりするのではなく、単に政策の有効性を向上させる必要がある、と指摘します。

 

「難民となると国内問題が山積していることは私もよく分かりますが、やはり難民をどう取り扱うか、なんです。難民の受入数を増やさなくても、例えば難民への対応をよくすればいい。ですから、数を増やさなくても、この分野でもっと向上させることは出来るはずです」

 

ドイツはこの指標が出されるようになってから初めて上位3位に入りました。特に海外援助、移民、また世界で最も開かれた貿易制度を持つという点で評価されています。

 

一方アメリカは23位と、下位の5カ国に入っています。安全保障の面では上位に入るものの、他の国々と比べアメリカが国際的合意をあまり締結していないことが、国際開発への貢献度に影響していると世界開発センターは見ています。

 

また日本も24位と低い位置を占めています。海外援助は15位、テクノロジーは6位につけているものの、移民は25位、金融、環境、安全保障の分野で26位と低くなっています。

 

世界開発センターは、オーストラリアのランキングが全体的に伸び悩んでいるのは、主に環境面での失敗によるものだとしています。オーストラリアは今、二酸化炭素排出量を大幅に減らす行動をとる必要がある、とチョードリー教授は話します。

 

「我々は向上してますし、去年と比べれば大幅な上昇です。ですから、いくつかの分野に焦点を当てるだけでも絶対にもっと良くなると思います。例えば環境面ではすごく、すごく出遅れていますから、この点での貢献を上げれば大きく変われます。スカンジナビアの国々を見ると極めていい結果を残しています。スウェーデン、デンマーク、ドイツですらとてもよくやっています。これらの国々からインスピレーションが得られるんじゃないでしょうか」

 

チョードリー教授は、オーストラリアの世界貢献をオーストラリア国民も心を留め、独自のやり方で行動を起こすべきだ、と言います。

 

「オーストラリア人は寛大ですし、良い地球市民になりたいと思っていますから、オーストラリアが国として国際的地位をよくする行いをしてほしいと思っています。これらの分野で私たちはもっと向上できるし、そうすべきですし、もっと良くしようとやる気を出すべきです」

 

オーストラリアはまたテクノロジーの分野で18位と順位を下げており、これは研究開発に政府の援助が比較的乏しいことが主な原因となっています。

 

イアン・ミッチェル氏は、この指標は真剣に受け止められるべきものだが、額面どおりに受け止めるべきではない、と述べ、先進国が途上国にも恩恵を及ぼす政策を模索するべきだ、と述べています。

 

「開発貢献度指標で我々が目指すものは、各国に開発に関する政策を比較してもらい、一国が開発のために行うことはただ単に何を援助するかだけではなく、様々な政策分野で何が出来るかを理解してもらうことにあるんです」

オーストラリアや世界の話題を、日本語で!

SBS 日本語放送のFacebookをフォローしてください。


Latest podcast episodes

Follow SBS Japanese

Download our apps

Watch on SBS

SBS Japanese News

Watch it onDemand

Stream now