約2週間に渡って開催されたゲイとレズビアンの祭典、シドニー・マルディグラが、今週日曜日に最終日を迎えます。
フェスティバルのフィナーレを飾るイベント、レーンウェイでゲストDJを務めるシゲキさんは、2002年からシドニーのオックスフォード・ストリートで活動を開始。翌年の2003年から、約20年間に渡りマルディグラのイベントでDJを務めてきました。

1999年に初めてマルディグラに足を運んだシゲキさんは、「自分みたいな人がこんなにいる」と、衝撃を受けたと同時に、安心感を覚えたと言います。
「自分は他の子と違う」と、自身の性に気づき始めたのは小学生の頃。しかし、「そんな気持ちを持つのは自分だけ」、「自分は間違っている」と思い、20代になるまで誰にも話すことができなかったと振り返ります。
「今みたいにテレビや映画にゲイのキャラクターが普通に出てくることもなかったので、共感できる人やお手本にできる人がいなかったんです」
嘘を隠すためにまた嘘をつき、「隠すことがゲーム」のようになっていたと話します。
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カミングアウトのきっかけは、母親からの「あの友達と同性愛なの?」というストレートな質問でした。それまで「本当の自分を隠して続けて生きていくのか」と葛藤する日々を送っていたシゲキさんは、正直に打ち明けたと言います。
母親が「育て方を間違えた」、「治さないといけない」と悩む姿をみて、「言わなければよかった」、「なんて親不孝だ」と当時は思ったと話すシゲキさん。この経験が海外へ目を向けるきっかけにもなりました。
日本では「周りの目を気にして」生きていたというシゲキさんは、来豪を機に自分の気持ちを優先するようになったと、その変化を説明します。
DJの活動は2002年から、シドニーのオックスフォード・ストリートを舞台に開始。
その翌年にはマルディグラの主催者から誘いを受け、以降20年近くに渡り、イベントでDJを務めてきました。
「自分を受け入れてくれたコミュニティー」でDJをできることは夢のようだと語ります。
カミングアウトから20年、シゲキさんはアメリカ人のパートナーと結婚。

結婚式には両親もしっかりと参列し、祝福。
「父がスピーチで、『素敵な人が見つかってやっと安心できた』と言ったときは感動で胸がいっぱいになりました」
「両親にとっても難しい道のりだったと思います」
マルディグラの最終イベント、レーンウェイはパレードの翌日、3月6日にシドニーのサリー・ヒルズで開催されます。
イベントの詳細はこちらから。
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