このたび発表された統計によりますと、ビザを取り消された犯罪者、約800人のうち500人が殺人などの凶悪犯罪で有罪となり、うち100人が、子どもに対する性暴力や性的虐待に関する罪だったことが公になりました。更に、その100人のうち家庭内暴力が53人、性犯罪が34人、残り13人が殺人罪だったということです。
そして、125人が暴行罪で、56人が凶器を使った強盗罪でした。
連邦政府のデイビッド・コールマン移民・市民権および多文化担当相は、加害者を強制送還することで、犯罪行為が決して許されるものではないという強いメッセージを送ることができると話しています。
一方で、NSW州の人権に関する地方公共団体の広報、スティーブン・ブランクス氏は、批判的な見方を示しています。
ブランクス氏によりますと、強制送還された人のうち、ほんの100人が殺人や子どもへの性暴力など凶悪犯罪の加害者で、それ以外は、コミュニティにもたらす危険が大きい人物とは考えにくいということです。




