2019/2020シーズンを14勝無敗という圧倒的な強さで制した、Wリーグのメルボルン・シティFC。今季はDFエリー・カーペンターやDFステファニー・キャトレイ、GKリディア・ウィリアムズ選手らがイングランドに移籍したほか、DF近賀ゆかり選手がサンフレッチェ広島へ移籍し、ラド・ヴィドシッチ監督はチームの大改革を余儀なくされました。
ハイライト
- チームの大改革を余儀なくされている、昨シーズンのWリーグ王者、メルボルン・シティ
- 今季は日本人選手が背番号「10」に抜擢
そんな彼が目を向けたのが、元なでしこジャパンで、浦和レッズダイヤモンズ・レデースでは約10年間に渡り背番号「10」を背負った吉良千夏選手です。
海外での挑戦のため、2020年1月に浦和レッズを退団した吉良選手は、メルボルン・シティでも、背番号10を託されました。
「新たな気持ちで海外でのスタートという思いがあったので、背番号にはこだわってなく、何を与えらてもやることは一緒、なんでもいいですとクラブに伝えていたので、ビックリしました」

Source: Melbourne City FC
「その番号に期待されているというのも同時に受け取ったので、このチームでは何かプラスになることをしたいです」
吉良選手にとって海外での初試合となった第2節キャンベラ・ユナイテッド戦では、後半62分から途中出場。そのわずか15分後にはフリーキックからの素晴らしいアシストを決めました。
「自分の中でもいいボールを蹴れたと思ったので、入るなという感覚はあり、そこにジェナが素晴らしいヘディングシュートを決めてくれました」
試合はロスタイムで惜しくも負けてしまいましたが、チーム加入からわずか1週間で、素晴らしい連携プレイを見せた吉良選手。浦和退団から約1年というブランクを感じさせないプレイについて、「できるだけコンディション維持にはつとめてきました」と語ります。
海外のリーグで実際にプレイして感じたことは、つなぐプレイが多い日本と比べて、オーストラリアは「縦に速く、対人の強さ、体を当てる強さを実感している」と語ります。
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メルボルン・シティFC 椿直起選手
現在、コロナウイルスの感染拡大によって、NSW州やQLD州のチームとの試合が延期となり、連続ダービーとなっていますが、リベンジに燃えるメルボルン・シティ、そして連勝を狙うメルボルン・ビクトリーとの熱い試合が観戦できるのではないでしょうか。
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