カンファレンスに出席した1人、布施知子さんは、日本を代表する折り紙作家です。同じパーツを無数に組み合わせて作る、ユニット折り紙作品を手がけてきました。
60歳になるまでユニット折り紙の本を書くことを仕事にしてきた布施さんは、60歳を迎えてからは折り紙の空間展示に力を注ぐようになりました。

「ある空間の中に展示してどうなるかなって、それは計算できないんですよね。どうなるかな、どんな景色が見えるかなというそのワクワク感が、大きい私自身の推進力になるというか、楽しみなところですね」
布施さんの作品は、RMIT大学で7月から約1か月間開催された展覧会、Future Folds: contemporary investigations in origamiに展示されました。

布施さんの他にも、多数のプロフェッショナルが折り紙カンファレンスに出席しました。
折り紙研究者の前川淳さんは、折り紙の研究と創作を両立し、日本折紙学会の運営も行っています。
「例えば作品を作るときに創作という面と発見という面があるんですよね」「創作よりも今、僕自身が興味が強いのはそっちの発見的なもので、数学の定理を発見するように、新しい折り紙が見つけられたらなというふうに私自身は思っています」(前川さん)
早稲田大学教授の岩瀬英治さんは、折り紙の構造を活用した伸縮電子デバイスの研究を行っています。
「例えばある方向には硬いんだけど、ある方向には柔らかいって、これ1つの材料でやるのは難しかったりするんですね。それが折り紙でやるとできたりもする」(岩瀬さん)
折り紙作家の萩原元さんは、オーストラリアに長く在住していた経験から、オーストラリアの動物作品などを多数創作しています。

「ただの紙だった、平らな1枚の平面だったものが命を持つことができるというのが、本当に楽しくてやっています」(萩原さん)
布施さんと萩原さんは、7月20日〜7月21日にメルボルン折り紙グループとスウィンバーン工科大学が主催した折り紙コンベンション、Folding Australia 2024にゲストとして参加し、参加者と交流しました。

メルボルン折り紙グループ会長、Michael Assisさんが撮影した、コンベンションの展示作品の動画はこちらから。
折り紙は形を変えながら、様々な分野で活用方法が探究されています。
フルインタビューはオーディオからどうぞ。






