周りと違っていても排除されない社会を実現するために、この問題に関心のない人たちをどうやって巻き込んでいくのかを考え、「エンターテインメントの力」を発揮した活動を行うことを決めました。
一部の関心のある人だけが参加する啓発活動ではなく、アートや音楽を通じ、楽しみながら何かに気付く体験をしてもらう、インクルーシブな社会の居心地の良さを感じてもらう取り組みを行っています。
インタビューでは、ゲットインタッチの設立の経緯や活動内容などについて、東ちづるさんに聞きました。
「目標は団体の解散」
東さんは長期的な目標として、誰も排除されない社会が実現し、ゲットインタッチの存在意義がなくなって、団体を解散できるようになることを挙げています。
「社会が変わらない、イコール、私も生きづらいということ。自分が高齢者や障害者になったときに何かしら我慢しなければならない人生ではなく、自分らしい人生を送りたい」そして「私や私の大切な人を生きづらくさせたくない」と東さんは語ります。
今年4月2日の世界自閉症啓発デーに行うイベント「Warm Blue Day」では、青いものを身に着けるなどした写真を撮り、ハッシュタグをつけてソーシャルメディアに投稿するという、オンラインでの活動を計画しています。