ラハフ・ムハンマド・アル・クヌンさん18歳は、中東クウェートに家族とともに住んでいましたが、日常的に受けていた虐待に耐えることができず家を飛び出し、オーストラリアへ向かっていました。しかし、経由地であるタイ・バンコクで飛行機を降りた直後、サウジアラビア当局にパスポートを取り上げられ、タイ当局に拘束されました。
拘束当初タイ当局は、この女性をクウェートに追放するとして、7日のフライトで帰国させる予定でしたが、ラハフさんは、国に帰れば、イスラムの信仰を放棄したとして殺されると訴え、ホテルの部屋でたてこもっていました。
ラハフさんは、ホテルの部屋にこもっている間、ソーシャルメディアのツイッターを使い、自らが置かれている状況を次々とツイートし、欧米諸国に対して支援を求めていました。
この事態を知ったUNHCR国連難民高等弁務官事務所は、すぐに調査を開始。ラハフさんは現在、タイの滞在許可を得て、UNHCRに保護されているということです。




