道家暦35周年に加え12月で還暦を迎える假屋崎省吾さんによるフラワーパフォーマンスとトークショーが12月6日、サウスヤラのプラーンマーケットで開催されました。
穏やかな笑顔でステージに上がった假屋崎さん、丈が眺めの渋いゴールドがかった茶色のアジア風のジャケットを身にまとっています。パフォーマンス中のBGMとして使われているのが、假屋崎さん自身が弾くピアノ曲です。
最初に假屋崎さんが向かったのはステージ上のテーブル中央から右の黒い縦長のすっきりとした花器。ここに、大振りなピンクの幹に紫アクセントがかわいいアナナスを3-4本使ってバランスをとります。そして、そこに淡いピンクと黄色の花弁が存在感を増すウォーターリリー睡蓮の花を3-4本基の方に置きます。それから、白く可憐なチンチャリンチの花々で全てを安定させます。この間1分半弱。最初の作品が完成します。

次にそれと対象の左側に置かれた色違いの様な緑の花器。そこにまず黄色のカンガルーポーを刺して行きます。綿毛で覆われた花がカンガルーの足に似ていることからなずけられた、カンガルーポー。その色違いで黄緑のカンガルーポーを加えて、さらに赤色のカンガルーポーを加えて行きます。開いた赤ちゃんの手のひらが沢山ある様なにぎやかさがあります。そしてそこに大きな松ぼっくりの様なジンジャー・ビーハイブを加え、細い毛羽立った枝の様なエゲリアと呼ばれる植物を加えます。豪華で迫力のある作品が2分ほどで出来上がりました。

その2つの花器に囲まれた真ん中の黒い存在感のある焼き物が3番目の花器です。
まず、青々をした緑のもみじの様なメープルの枝を巧みに右と左にアレンジします。かなりの存在感。2つ分かれた枝々の間に今度は白、ピンク、黄色と色も大きさもまちまちな菊を加えて行きます。見事な手さばき。アッと言う間に落ち着いた中にも静かな豪華さが感じられる作品が出来上がりました。

この間、観客達は手元がうつった大きなスクリーンと目の前の作品を同時に楽しんでいます。
そして假屋崎さんはテーブルを離れ、舞台右の床におかれた細長く丈のある白い花器に向かって行きます。緑のグレイ・マングローブを刺して行きます。60-70cm以上もある長い枝にまるい緑の葉が茂っています。そこに濃いピンクの芍薬の花を加えて行きます。後から加えられた紫の花との色のコントラストが最高です。最後に金・銀に塗られた扇の様な椰子の葉を加えると、12月にぴったりの豪華さが出ます。落ち着いた金と茶のペイズリー柄のジャケットの袖からちらりと同系色のフランクミューラーがさりげなく見えました。大きな作品もアッ言う間に出来てしまいました。(この部分はビデオでフェイスブック上に掲載します。)
そして最後にステージ上にあるテーブルの一番左にある飾りがかった円柱形の白い花器。白っぽいアジサイを最初に生け、それから野生的な山吹色のピンクッション。真ん中の丸い針刺しに沢山針が刺さった様なとげとげしい感じがワイルドです。そして大振りで淡い桃色のダリアが中央に加わります。そこにスノッディー・ゴブルが加えられ、銀や赤紫の枝葉、そして鮮やかな緑の針の様な葉をたわわにつけた松の枝が沢山加わって、見事に形付けられていきます。細長い花器の上で孔雀が大きな羽を広げた様に、松の枝葉が伸びています。微妙に角度を変えたれた枝葉もあり、息を呑むほどの迫力です。大きな拍手があがりました。

これら全てが15分以内に終わりました。

主催者の長谷川準さん(トライバー社)左から2番目
パフォーマンスを見られた方々にもお話を伺いました。

12月に行われた假屋崎さんによるメルボルン初のフラワーイベント。
お茶やお菓子、食べられる花を使ったコーヒーなども振舞われ、先生の書道も壁をかざるなど、
訪れた人達には素晴らしい一時となった様です。

使った材料の仕入れや当日のアシスタント、そしてこの記事のお花情報のご協力をいただいたサクラ・フラワーズの花形美菜子さん
2018年12月13日に放送されたイベント前のインタビューはこちらからお聴きいただけます。





