アデレードで毎年春に開催されるOz Asia Festival(オズアジア・フェスティバル)は、オーストラリアとアジアの文化交流を促進する、現代アートのフェスティバル。今年は10月21日から11月7日まで開催され、あらゆる国の作品がショーケースされます。
ベルリンを拠点に活動するダンサーで振付師の川口ゆいさんは、フェスティバルのために来豪。2週間の隔離を経て、現在公演に向けてリハーサルに励んでいます。
作品では地球のちょうど反対側にあるベルリンとアデレードが、デジタルによってこれまで以上に結び合っていると同時に、その場所や近さ、政治的傾向、文化的歴史、言語によって人々の分離が深まっていることを表現します。

2年前から作品のブレーンストーミングを始めたと語る川口さん。
「同じ日の同じ時間に5分間、自分のいる場所を録音」するということを継続し、そこから得た音のサンプリングで、サウンド・デザインのサッシャ・ブディムスキーさんが、作品の音楽を制作しました。
「作品のイメージが浮かぶ時点で、照明の色や舞台装置が絵として浮かびあがる」と語る川口さんにとって、これらは「振り付けの一部」です。
このコラボレーションでスペシャルセットとライトを担当するのが、川口さんのパートナーでもある、ファビアン・ブライシュさん。
2002年に結婚、出産をきっかけに、ベルリンへ移住した当時は、「やることはやりきった」と、子育てに集中することを決意。しかし、実際ベルリンに移住し、言葉が通じない環境で生活をするなか、自分にとって「ダンスはアイデンティ」であること、人と繋がれる、「生き延びる上でのツール」であることに気づいたと言います。
「空白の時間が踊りの必然性を教えてくれました」
現在はあらゆる舞台やコラボレーションで、ベルリンや日本に限らず、世界で羽ばたく川口さん。
オズアジア・フェスティバルの開幕に先駆けて、10月15日にはアデレードで、川口さんとカリーさんによる、ダンスのコンポジションとコリオグラフィーのワークショップも開催されます。
オズアジア・フェスティバルは10月21日から11月7日まで、アデレードの各地で開催されます。
フェスティバルでは、ビクトリア州で見つかった古い日本の写真を持ち主に返還するプロジェクト、Untitled Showaのワークショップが開催されるほか、三味線奏者、只野徳子さんとフィルムコンポーザー兼サウンド・デザイナーのアダム・リッチーさんによるコラボレーションも披露されます。
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