オーストラリア初の酒フェスティバルを開催、「教育」で目指す日本酒のさらなる普及

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Tsuyoshi Endo's (right) passion for Japanese sake has led him to organise Australia's first Sake Awards and Sake Festival Credit: Tsuyoshi Endo

オーストラリア初となる酒フェステイバル、並びに酒アワーズのオーガナイザーである遠藤烈士さんに、日豪における日本酒の普及活動についてお伺いしました。


海外における日本酒人気は近年急上昇しており、国税庁が今年4月に発表したデータによると、2021年1月から12月までの輸出金額は1147億円、前年同時期と比べると61.4%の増加を見せており、初めて1000億円を突破しました。

現在清酒輸出量が世界第7位であるオーストラリアも近年右肩あがりの人気を見せており、オーストラリアへの輸出金額を見ても、年間で0.96億円であった2009年から、2021年には7.30億円と7.6倍に成長しています。

その一方で、「オーストラリアにおける日本酒のプレゼンスの低さ」に兼ねてから疑問を抱えていたと話すのは、JAMS TV取締役の遠藤烈士さん。

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Credit: Tsuyoshi Endo
日本酒はもっと知られるべき、「すごく価値のあるもの」。
その思いが、オーストラリア初の酒フェスティバル開催(10月1日)のきっかけに繋がりました。

またフェスティバルに先立ち、9月17日には酒アワーズ、いわゆる酒コンクールがオーストラリア国内の飲食関係者や小売店関係者などを中心に開催されます。

対象となるのは、オーストラリア国内で流通している日本酒で、その多様な味への理解を深めることで日本酒エキスパートを育成し、市場拡大を目指すと話します。選出された日本酒は10月1日のイベントで発表。

一方で酒フェスティバルでは、一般消費者への認知拡大や日本酒ファン育成などを目標にしていますが、イベント3週間前にしてすでに完売という人気ぶりを見せています。

遠藤烈士さんのフルインタビューは下記から。

オーストラリアでは18歳未満の飲酒は法律により禁じられています。
お酒は18歳から、そして美味しく適量に

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