
今回の森本元場長による視察は、昨年11月に結ばれたニューサウスウェールズ(NSW)州の第一次産業省(DPI)と日本の農林水産省との間の農業分野における協力覚書(MoC)の一環として行われました。
NSW州ではシドニーフィッシュマーケットが敷地内での移転を予定しており、来年着工、2024年完工の予定です。シドニーフィッシュマーケットでは、豊洲への移転を成し遂げた築地市場のノウハウを学びたいと考えています。また、日本側も、卸売りから小売り、料理教室まで併設し、年間300万人の観光客が訪れるシドニーフィッシュマーケットから学ぶことは大きいとみています。
今月の森本元場長による視察を受け、来月にはシドニーフィッシュマーケットの代表団が東京を訪れます。
循環型クレートに「感動」
森本元場長は音声コンテントで、日豪の鮮魚をめぐる文化の違いや、シドニーフィッシュマーケットが導入しているクレート(魚を入れる箱)の循環型システムに驚いたことなどを語っています。
シドニーでは使ったものを回収し、洗浄して再度利用しますが、日本では発泡スチロールが使われています。発泡スチロールのクレートは別の形に加工されて再利用されますが、森本元場長はシドニーの循環型システムに「感動」したと語ります。
また、シドニーフィッシュマーケットのゼネラルマネジャー、ブライアン・スケッパー氏はマーケットの移転について、「単に新しい建物を建てるということではなく、今あるマーケットのよさ、ユニークさを失わないよう取り組んでいる」と説明します。
また、新しいフィッシュマーケットは地元の産業を一番に据えつつも、水産物だけを押し出すのではなく、その水産物がどこでとれたのかその背景説明や、漁師によるトークイベント、ビデオの上映、競りの体験ゲームなどの提供が計画されており、「地元の水産業をよりよく知ってもらうための良い機会になる」と語っています。
詳しくはページ上の写真をクリックして音声コンテントをお聞きください。




