メルボルン国際日本語学校の嶋添寿恵校長と白井先生、花園先生、そして飯田先生が、学校についてそして日本語教育について語ってくれました。オーストラリアでの日本語教育の難しい点、喜び、そして驚きなどを教えてくれます。 2019年1月3日放送
10月15日から11月18日まで募集が行われたSBS主催のナショナル・ランゲージ・コンペテヴィションは12月12日の受賞者発表で幕を閉じました。
それに先駆け、ビデオ撮影やインタビューなどにご協力いただいたメルボルン国際日本語学校。
サウス・オークレーにあるこのメルボルン国際日本語学校は幼稚園児から高校生までの生徒が毎週土曜日に日本語を学んでいます。今回多大なご協力をいただいた嶋添 寿恵校長、そして学習指導をしている先生方に、学校についてまた、日本語教育についての思いなどを語って頂きました。
嶋添 寿恵校長
「4歳児から高校生まで600名ほどの生徒が学習している。本当に可能性を秘めたすごく才能に溢れる子ども達が集まっている場所。こういう子ども達と毎週接することが出来て、元気をもらっている。たとえば、こちらで生まれて育ったのにどうしても日本の大学に通いたい、日本から留学生として来て、メルボルンの大学で勉強してこちらで仕事の修行を積んでから日本に返りたいなど色々な若者が成長していく場。
400家庭ほどの家庭の両親達の心のよりどころになっている。情報交換や子どもの教育に困った時に支え合ったり、親も成長するし、教師も成長している。好きだからやっている学校。
未来を担う、単に日本とオーストラリアの架け橋というだけではなく、本当に将来の世界を支えていく力強い若者が言葉を学ぶ上で2つの文化を勉強したり、違う考え方を理解したり、共有したり、人から刺激を受けて考え方がかわったりというようなことをここの子ども達は本当によくしているので、そういうことが続く学校であり続けたい。」
また、島添校長は、学校へ寄せられる保護者の協力や支援にも感謝していました。
中学2―3年を担当している、白井先生。
「オースストラリアに住んでいる子供達たので、発想が豊かで、自由に発言する。意見が強い様に感じる。子ども達から学ぶことが多いし、教えていて面白い。難しいのは週1回という限られた時間的制約の中、日本のカリキュラムに沿った教育をしなければならない。週5回現地校に通いながら、週1回の授業を満たす宿題もこなさなければならないのは、時間的な難しさがある。
幼稚園から中2、中3とずっと通っている子ども達など、オーストラリアも日本も理解できる世界で活躍出来る人材が育っていくのではと思う。」
小学3年生担当の花園先生
「少しずつ出来る子と出来ない子の差が広がって来ている。その差を縮めようと読み書きの部分の底上げをいつも考えている。音読をするにしてもすらすら読めない子、ひらがなでも突っかかってしまう子がいる中で、出来るだけ沢山の日本語を読む機会・時間を増やして行きたいというのが課題。(担当クラスの)図書館(図書室)利用を始めてから大きく変わった。今まで本に関して何の興味もなかった男の子などが毎週楽しく本を借りて、すごく本が好きになったという感想をもらって、始めてよかったなと強く感じる。」
小学5年生担当の飯田先生
「第2言語を習得するとなんとなく、商社や大きな企業で2つの言語又は3つの言語を使って活躍するイメージがあるが、過去に教えた生徒でとても頭の切れる良い子、その生徒はそのままいけば、とても良い企業の有名な会社でバリバリ活躍出来ると思っていたが、なんと、めざしたところはアニメの声優。これもやはり日本の文化と常に近くにいたということで、自分が出来ること、さらにその上を超えて今持っている日本語と日本の文化をつなげて本当の自分の 夢に向かっていくことが出来ている。この様に日本語を勉強することによって色々な夢の幅が広がって、色々な場面で活躍して生き生きと幸せに過ごせる生徒達が沢山いる。」
2019年も沢山の人達が日本語や日本文化を学んだり、日本語での学習に勤しんでいます。そして、その人達も多くの人達に支えられているのです。メルボルン国際日本語学校を始め沢山の日本語学校や言語施設で沢山の人達が日本語や日本文化、そして日本語での教育に力を注いでいます。
今回ご支援いただいた島添校長、メルボルン国際日本語学校の先生、生徒そしてご父兄の皆様、ご協力ありがとうございました。
尚、先生方のビデオは2月2日(土曜日)にフェイスブックでご覧いただけます。お楽しみに。





