イギリスのテレサ・メイ首相が彼女のEU離脱いわゆるブレグジット計画に反発する議員らが求めた不信任投票で勝利しました。 317名の保守党議員の投票で200表を集め、メイ首相の続行が決定しましたが、党内の亀裂を明らかにすることとなりました。
保守党恒例のクリスマス・パーティーは祝福の夜となるはずでしたが、イギリス保守党議員たちは「テレサ・メイ氏が保守党の党首として信任出来るか」という岐路に立たされました。
2時間にわたる投票と加えて1時間の集計後、党の議会委員会サー・グラハム・ブラディー委員長が、不信任投票の結果を発表し、メイ首相の留任が確定しました。
党の規約では勝利したテレサ・メイ首相はこれから12ヶ月間、党首としての立場が保障されたことになります。
官邸の外で取材に応じたテレサ・メイ首相は、国民の為にブレギジット遂行を焦点にすると言及しました。
「支持をいただいたことを感謝する一方、数多くの党員が不信任票を投じました。私は彼らの意見も聞きました。この投票を終え、今はイギリス国民のためにブレギジット遂行に向かって行かなければなりません。それは、この国にとってよりよい将来を構築するため、そして国民全てにとって本当に役に立つものとするためです。」
投票前の党非公開会議で、メイ首相は首相としてEU離脱が完了出来た場合、2022年の総選挙には出馬しないと約束したと言われています。
彼女のEU離脱政策に反対する48人の党員がこの不信任投票を牽引しました。彼らはイギリスはEUと密接な関係があり、離脱は2016年の国民投票への裏切りだと主張します。労働党のジェレミー・コービン党首は、先の不信任投票において声明を発表しており、投票結果はいわゆる政府の混乱した状況やこれからの困難を変えるものでは無いと言及しています。保守党がテレサ・メイ首相への支持を明らかにした一方で、他の議員達は彼女はもうすでに国を牽引する立場にはにいないのではないかと話ています。
スコットランド行政府のニコラ・スタージョン首相はメイ政権の辞職を呼びかけています。
「ブレグジットは混乱をきたし、どの面からも機能していません。ご存知の通り、たちの悪い内紛ににより英国全体が危機的及び混乱した状況におかれていることを今日再び知らされることになりました。テレサ・メイ首相は議会で、EU代表者達と交渉したEU離脱案をめぐって引き続く論争に戻ることになります。
メイ首相は、現状の離脱案に対する野党や党内からの支持への反発を受け、離脱案の議会採決の延期をしました。
メイ首相はこれで、ブリュッセルで行われるブレギジット・サミットに参加することとなりましたが、EU首脳陣は離脱条件の再交渉には応じないと述べました。
来年3月29日にイギリスが正式にEU離脱を行う場合、メイ首相にとっては、きれいな分離が出来る望みがほとんどない状況となります。





