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あなたのお気に入りのオージー・イングリッシュは?

Australian National Anthem
Australia's Advance Australia Fair has officially been amended. The second line will change from "For we are young and free" to "For we are one and free." Source: iStockphoto

オックスフォード英語辞書が、オーストラリアの語彙にしかない言葉やスラング、いわゆる「オーストラリアニズム」をシェアしてほしいと呼びかけています。 今年創刊90周年を迎えるこの辞書は、オーストラリア人の生きた話し言葉を後世に残そうとしています。


Published

Updated

By Evan Young

Presented by Shingo Usami

Source: SBS



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オックスフォード英語辞書が、オーストラリアの語彙にしかない言葉やスラング、いわゆる「オーストラリアニズム」をシェアしてほしいと呼びかけています。 今年創刊90周年を迎えるこの辞書は、オーストラリア人の生きた話し言葉を後世に残そうとしています。


およそ80万語に及ぶ単語や複合語を収録するオックスフォード英語辞書は、過去と現在の言葉の意味や歴史を紐解いてきました。

この辞書に収録されるためには、その言葉のいくつかの用例のほか、その言葉が通じることを前提に用いられていたという証拠が必要になります。

とても独断的で荒っぽいさまを表す言葉 "robustious" や、精神的におかしくなっているさまを表す言葉 "brainsickly" などは、古典文学の時代にさかのぼります。

また新しいところでは、機能性を盛り込んだアウトドアファッションのスタイル "gorpcore" や、保守的な自説とは相容れない進歩的な態度に憤る男性を意味する "broflake" などの言葉も含まれます。

そして今回、90周年を迎えるオックスフォード英語辞書は、Words Where You Are 「あなたの土地の言葉」キャンペーンを開始しました。

世界各国に特有の英語の言葉や表現を紹介してもらい、それらがどのように使われているかを明らかにしようというのが狙いです。

多様な「オーストラリアニズム」の世界

オーストラリア国立大学にある、Australian National Dictionary Centreの館長、アマンダ・ローガセンさんは、できるだけ多くのオーストラリアニズムが収録されてほしいと話しています。

「オーストラリア英語は長い歴史を持ち、多様性に満ちていますし、面白い言葉がたくさんあります。この国の歴史的な発展やオーストラリアの社会や文化に影響を与えた物事を反映しているんです」

オーストラリアニズムの例としては、トニー・アボット元首相でも有名な、体にフィットした男性用の水着 “budgie smugglers” や、日本の「出る杭は打たれる」に通じる表現 "tall poppy syndrome" などがあります。

同じアイテムでも、オーストラリアと他の土地では呼び名が変わるものもあります。

例えば、ほとんどのオージーは、ビーチサンダルのことを "thongs" と呼びますが、ニュージーランドでは "jandals" と呼ばれるそうです。

オーストラリア国内でも言い方が異なるものもあります。例えば、衣をつけて揚げたジャガイモは、メルボルンでは通常 "potato cake” と呼ばれますが、シドニーの人は"potato scallop" だ、と言い張るかもしれません。

オックスフォード英語辞書によると、地方特有の言葉は所属意識や独自性を生み出すため、特に独創的で心を揺さぶるものが多いということです。

ローガセンさんはこう話します。

「地方色という意味で、面白いものもあります。南オーストラリアには、カエルの頭の形をしたデザートで'frogcakes' というものや、グリーンピースのスープに浮かべたミートパイで 'pie floaters' というのがあったりします。またタスマニアでは、いたずらっ子を意味する言葉 'nointer' とか、声が大きくてうっとうしい人を意味する 'yassler' といったような、イギリスの方言を今も残しています。オーストラリア各地で、それぞれの歴史や文化を反映しているんですからおもしろいですよね」

移民にとってのオージー英語

アルフォンソ・エリーフォンスさんはメキシコ生まれで、2006年にオーストラリアに移住しました。着いたばかりのころはオーストラリアのスラングに苦労したものの、使えるようになったのはとてもためになったと話します。

「外国人がオーストラリアのスラングを学ぶのはとても大事だと思います。ある意味受け入れてもらえますから。僕らがスラングを使うとみんな喜ぶし、仲間に入りやすくなると思いますよ」

アルフォンソさんには、初めて聞いた時混乱したけれど、一度覚えたら大好きになった表現があります。同意しているように聴こえるものの、実はしていない、というこの表現です。

「はじめのころは、 'yeah-nah.' というのに夢中になりました。今でも混乱しますけど、大好きな言葉です」

マリアナ・ブーリャンさんは、SBSラジオのクロアチア語放送のエグゼクティブ・プロデューサーです。

オーストラリア表現はとてもユニークで、理解するのが難しいだけじゃなく、とうてい訳せないものもよくあると、マリアナさんは話します。

「政治家がよく使う言葉で今でも翻訳に困るのが、 'fair dinkum' です。それから、政治のシステムもクロアチアとはちょっと違いますからね。例えばクロアチアでは国会議員はみんな平等なので、 'backbencher' という言葉は説明が難しいんです」

マリアナさんのご苦労、われわれ日本語チームも同じ状況ですので、よくわかります。

このオックスフォード英語辞書にオーストラリア言葉を紹介したいと思われる方、ウェブでWords Where You Areと検索してみてください。

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