警察の捜査の枠を超えた調査の実施を求める声が上がっています。
連邦政府の現職の閣僚が約33年前に女性を強姦したとされる問題で、クリスチャン・ポーター法相はきのう会見を開き、自らが疑いをかけられている閣僚であることを明かした上で、疑われていることは起きていないとして強姦容疑を強く否定しました。
ポーター法相に対する過去の強姦容疑については、ニューサウスウェールズ州警察が捜査を打ち切っています。しかし、その内容で深刻であることから、警察の捜査の枠を超えた調査を行うべきだとする声があがっています。
しかしスコット・モリソン首相はきょう、ポーター法相にかけられている強姦容疑について調査を行わない方針を示しました。
モリソン政権に対しては、元自由党職員のブリタニー・ヒギンズ氏が国会議事堂での同僚による強姦被害を告白して以降、２週間以上にわたり、厳しい批判の目が向けられています。
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