1950年代に日本からオーストラリアに来た戦争花嫁。その孫たちが自分たちのルーツに影響を受け、人生の一部として大切に受け入れています。作家のアリ・パーカーさん、アーティストのエリシャ・レイさん、歴史研究者のアナ・ウィルキンソンさんにお話を聞きました。
1950年代に日本からオーストラリアに来た戦争花嫁。その子どもたちが育った60年代・70年代はまだ白豪主義の影響が残る時代であり、戦争花嫁の子どもたちはいじめを受けることもありました。今と違い、かつて敵国であった日本人のルーツを隠し、主流派の白人オーストラリア人らしさを身につけることを良しとする傾向があった時代でした。
しかし80年代以降、オーストラリアの移民を取り巻く社会は多数派への「同化政策」から「多文化主義」へと変わってきます。自分のルーツを誇らしく思うとともに、他の人が持つ異なるルーツに敬意を払うことが大事な社会になりました。
戦争花嫁の孫世代を通じて、60年代・70年代に育った親の世代が、戦争花嫁に対する知識や理解をあらためて深めることもあります。
作家のアリ・パーカーさんは祖父母の話を基にした小説「At The Foot Of The Cherry Tree」を出版。アーティストのエリシャ・レイさんは「Rabbit (proof) fence」をはじめとするアート作品を制作しています。またアナ・ウィルキンソンさんは、日本人花嫁を含むアジアからオーストラリアへの戦争花嫁をテーマに研究を行い、博士号の取得を目指しています。




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