ソーシャルインクルージョンという概念が、オーストラリアの経済成長を支える上で極めて重要であるという最新の報告書が、大手会計事務所のデロイトから発表されました。その経済効果は、GDPに換算すると年間約127億ドルに上ると予想されています。
オーストラリアの職場環境において、多様性を受け入れる体制は近年大きく改善されたとする見方がある一方で、飛躍的に改善する余地があるという意見もあります。例えば、障害を持つ人が雇用の機会を得る確率は、健常者と比べて30パーセント近く低いといわれています。
さらに、男女間の賃金格差については、女性が男性を平均15%下回るという統計も発表されています。そして、文化的なバックグランドの違いによって受ける差別は、2007年から2017年までの10年間で、それ以前の2倍に増えたともいわれています。
大手会計事務所デロイトの経済報告書の著者ジョン・オーマホニー氏は、多様性を社会全体で受け入れる「ソーシャルインクルージョン」は、単に人種差別をなくすための戦いではないと語ります。
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