日本人だから果たせる役割、伝え続ける豪先住民の世界 チャールズ・ダーウィン大・林靖典

Yasunori Hayashi

Yasunori Hayashi is a lecturer in Indigenous Knowledges (Yolngu Studies) at Charles Darwin University. Mr Hayashi is also co-director of the First Nations Sovereignty & Diplomacy Centre at the university. The Image was taken in April 2017. Credit: Yasunori Hayashi

ヨルング語を20年学び、10年前からは教える立場になったチャールズ・ダーウィン大学の林靖典(やすのり)さん。「国会への先住民の声」をめぐる国民投票の行く方を見守っています。


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林さんは先住民の伝統楽器ディジュリドゥを学ぶ目的でオーストラリアに来ました。そこで、伝統奏法を理解するには、舌の使い方など、先住民の言葉を学ぶ必要があるとアドバイスを受けました。

林さんはチャールズ・ダーウィン大学で、ヨルング語などを教える傍ら、大学内に設置された先住民外交センター(First Nations Sovereignty and Diplomacy Centre)の共同所長を務めています。

この先住民外交センターは、先住民のエルダーと先住民でない研究者が協力し、大学や研究施設などで一般的な西洋の伝統的な学問のシステムの中で、どうやって先住民の伝統や知識をよりふさわしい形で伝えていくのかを考え、実践していきます。2つの伝統的な世界や文化がせめぎあう場所でもあります。

林さんは自分が日本人というアウトサイダーであることで、センターでの活動を通じて対立をほぐし、理解し合えることで実現でうる「機会」に目を向けることに取り組んでいきたいと語ります。

インタビューでは、現在の仕事の内容や、10月14日に行われる「国会への先住民への声」についての思いなどを聞きました。インタビューの収録は9月下旬に行われました。
Yasunori
Yasunori Hayashi on a field trip. The image was taken in November 2016. Credit: Yasunori Hayashi

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