クチャ・エドワーズ(MF 601)

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Credit: Justin McManus

昨年は大阪万博でもアボリジナルを代表するアーティストとしてパフォーマンスをしたクチャ・エドワーズ。オーストラリアの先住民コミュニティからも尊敬される存在で、盗まれた世代の生存者でもあります。


ムッティ・ムッティ、ヨルタ・ヨルタ、ナリ・ナリ族出身のソングマンであり、1990年代に音楽活動を始めて以来、ソングライティングと社会活動を精力的に結びつけてきました。

オーストラリアを代表する先住民のシンガーソングライターの一人として、先住民・非先住民の双方から高い評価を受け、象徴的な存在となっています。

DAREBIN PARKLANDS TREATY CEREMONY
Kutcha Edwards leads the dancers in traditional song as chairs of the First Peoples’ Assembly of Victoria Ngarra Murray and Ruben Berg, along with assembly members, tribes from throughout Victoria, Victorian Premier Jacinta Allan, Victorian Minister for Treaty and First Peoples Natalie Hutchins and cabinet ministers gather for the Ceremonial Opening of Treaty Negotiations on Wurundjeri Woi-wurrung country at Darebin Parklands, Thursday, November 21, 2024. Credit: JUSTIN MCMANUS/AAPIMAGE

ミュージック・ビクトリア・アワードに複数回ノミネートされ、2023年には同アワードで殿堂入りを果たしました。2016年にはメルボルン音楽賞を受賞しています。

このエピソードでは、まもなくアナログ版とデジタルでリリースが予定されているライブアルバムに、残念ながら収録されなかったクチャの代表曲が、本人とマネージャーの特別な許可を得て、SBS日本語放送でオンエアされました。

音楽も合わせて楽しみたいという方は、SBS日本語放送のCatch-up Radioからどうぞ。セグメントは4月10日に放送されました。

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安斎

皆さんいかがお過ごしですか。この時間はいつものように私安斎なおむねが日本とオーストラリアに関連したアーティストの情報を紹介していくコーナーです。さて皆さん、先週はイースターウィークエンドでしたね。ブルースフェスのないイースターウィークエンドっていうのは、僕ら業界関係者にとってはちょっと何か物足りないような気がするんですけどね。そのキャンセルになりましたブルースフェスですけれども、その地元のロンズウィックヘッドでは、地元のベニューがブルースフェスに出演

安斎さん

する予定だったアーティストを集めてミニイベントを開きました。これがものすごい人気を博してウェイラーズやリビングエンドナーとが演奏したんですけれども、街を上げてのものすごい集客になってニュースにもなりましたね。そういうわけでビジネスとしての大規模イベントは今かなり難しいことになってるんですけれども、オーストラリアのライブミュージックコミュニティはまだまだパワフルだっていうことが証明されましたね。さて今日は僕の長年の友人でもありますアーチーローチ亡きやと

安斎さん

最も重要な音楽エルダーの一人、クチャ・エドワースの話をちょっとしたいと思います。クチャは数年前にミュージック・ビクトリア・アワード「ホールオブフェイム」にも入りましたし、ここ数年、メルボルン、ユースオーケストラとの共演でクラシックのフィールドにもちょっと踏み入れたりしてますね。本当に素晴らしい活動をしてます。オーストラリア中のファーストネイションズの音楽コミュニティから大変尊敬される存在です。昨年はあの大阪万博にも2週間アボリジナルを代表するアーティストと

安斎さん

して招かれてましたね。で、そのクチャ・エドワーズが最近還暦を迎えまして、来週メルボルン・リサイタルセンターで「クチャ・エドワーズ、シックスティ・サイクルズ・アラウンザサン」という大きなイベントを行います。もう相当豪華なエンジニアスゲストですね。モジュレベッカ、リチャードバンピー、ジンバ、そしてエアロンチューライというファーストネイションズピープルの素晴らしい顔ぶれがクチャとの思い出を語り合うコーナーがまずあるんですけれども、そして、

安斎さん

後半には最近特に人気があります。クチャ・エドワーズ、キャッシュサウェジアンドラスドリンクスのコラボレーションのライブが行われます。僕はクチャとの仕事で忘れられないことがあるんですけれども、一度クチャとアーチーが組んでえ残念ながら亡くなられたウェスタンオーストラリアの若いアボリジナルの男性に対するチャリティーソングを作ったことがあるんですね。その曲ができていく過程を見るだけでもすごいマジカルなものがあったんですが、それに加えてクチャはパートナーのフィオナとともに歌詞の、

安斎さん

細かい部分とか、そういうことに関して常に犠牲者の遺族と直接連絡を取って、「こういう歌詞の内容でいいですか」、「こういうものをリリースしてもいいですか」っていうことを常にコンタクトを取りながら進めてたんですね。これってなかなかできることじゃないんですよね。僕はそこにアボリジナルのコミュニティが持つ共生、共に生きるというメンタリティをすごく強く感じたんです。元はと言えば、この国はイギリスが侵略して作った国だという言い方もできますよね。それでも、

安斎さん

アボリジナルが武装ゲリラを組んで、それに抵抗したとかっていう歴史は聞いたことがないです。何万年にも続くアボリジナルの歴史の中で、この共に生きる共生というメンタリティは本当に長い年月をかけて培われてきたものだと思います。そして2026年今現在我々が一番必要としているメンタリティなんじゃないかなっていう気がするんですよね。で、そのクチャはキャッシュサウェジアンドラスドリンクス。昨年、

安斎さん

フォーラムシアターアプステアーズでソールドアウトギグを行いまして、これがまもなくアナログ版とデジタルでリリースになる予定です。で、あのアナログ版というのは皆さんご存知かもしれませんが、片面23分しか入らないんですよね。でこの長いライブをアルバムに収める時にどうしても入らない曲が出てくるんですが、クチャの代表曲の一つが残念ながらこのアルバムには入りません。で、今日はクチャ本人とマネージャーから特別に許可をいただきまして、

安斎さん

残念ながらそのアルバムリリースに漏れたこの一曲をこの番組で特別にかけさせていただけることになりました。まさにアボリジナルの共生をテーマにしたクチャの代表曲の一つです。それでは聴いてください。クチャ・エドワーズ、キャッシュサウェジアンドラスドリンクスで「We Sing」どうぞ。

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