能舞台の状態を見るため一時的に舞台を再建し、講演を行います。能とWar Artについて2月3日に講演を行う、フリンダース大学の研究員で、福岡女子大学などで客員教授を務めるテツ・キムラ博士にお話を聞きました。
もともとファッションを研究していたキムラさん。アートヒストリーの学会で、現在のリサーチパートナーであるカンタベリー大学(ニュージーランド)のリチャード・バレンさんに出会ったことが大きなきっかけとなりました。
バレンさんはその学会で、ニュージーランドに残っている日本人抑留者の作品についての研究を発表しました。そのバレンさんに「オーストラリアに残された作品も研究したら」と提案したのがキムラさんでした。
カウラにある能舞台の状態が良ければ、キムラさんには将来的にこのカウラの舞台で上演したい演劇作品があります。それは、1943年にニュージーランドで起きたフェザーストン事件を扱った「Shuriken」(ビンセント・オサリバン著)です。
カウラでも1944年、日本人捕虜が脱走し200人以上の死者が出たカウラ事件が起きています。
再建される能舞台は1988年にアデレード・フェスティバルのために日本の観世流が作った舞台で、シドニー大学が管理していましたが、2016年にカウラに移されました。オーストラリアとニュージーランドで現存する唯一の能舞台とされています。
キムラ博士の講演は3日(土)の午後2時から行われます。イベントに参加するには日本庭園への入園料が必要です。
*当初はキムラ博士の講演の日を4日(日)と誤ってお伝えしましたが、正しくは3日(土)です。お詫びし訂正いたします。
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