井上ひさしは山形県に生まれ、中学3年生のときに岩手県に移り住んだ東北の人です。東日本大震災が起こる前の年、2010年に亡くなりました。
パルバースさんが井上さんと初めて話したのは1974年、インタビューの取材の席でした。作家の宮沢賢治の話で意気投合し、親戚のような付き合いが続いたと言います。
井上さんがANUのアジア学部日本語科の客員教授として教鞭を執ったのは、1976年3月から7月。キャンベラ滞在中も作品を執筆しています。
パルバースさんは米国出身のオーストラリアの作家、翻訳家、劇作家で、演出家と映画監督でもあります。1972年からANUで日本語や日本文学の講義を受け持ちました。2018年に旭日中綬章、2019年にはオーストラリア勲章と、日豪両国の勲章を受章しています。
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